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初恋

私が中学校1年生の時の思い出です。
小学校でも好きな人はいたけど、初恋と聞いて思い出すのはこの人です。


文化祭のステージで、3年生のバンド演奏。
演奏したのは2組で、最初の1組は学校の中でも有名でモテてた先輩がボーカルのバンド。
歓声もすごくて、女子も男子もすごく盛り上がってた。
演奏が終わってステージから捌けると先ほどの歓声は消えて、静まり返る体育館。
そこに登場したもう1組の方のギターの先輩に一目惚れ。
長袖のワイシャツを腕まくりして、少しタレ目で、身長は低くてどちらかというと大人しそうな雰囲気。
でも演奏が始まると観客の盛り下がり具合も気にせずに黙々とギターを弾く姿がかっこよかった。
友達に「あのギターの先輩めちゃめちゃかっこよくない?!」って言ったけど「え?どこが?」って感じだったのを覚えてる。

後日、先輩と同じ部活だった友達に頼んで先輩のアドレスをゲット。
学校から帰ってきてから寝るまでの時間、3ヶ月間くらい毎日メールのやり取りをした。何を話したかはあんまり覚えてないけど、好きな音楽とかテレビの話だった気がする。

ただ、実際に会って話すことはなかった。
当時の私は恋愛に興味がありすぎるが故に男子をかなり意識しており、男子の前では常に挙動不審、男の子と話すことなんて年に数回。

先輩は私の顔も知らないし、男子を前にすると重度のコミュ障になることも知らないから、ちょっと会うのが怖くもあった。

夏休みに地域の夏祭りがあって、お互い友達何人かで行くから、合間で少しだけ抜けて2人で会おうってことになった。
当日は浴衣を着て髪の毛もお姉ちゃんにセットしてもらった。
友達と合流して1時間くらい経ってから先輩と待ち合わせてる時間になったので
「先輩と会ってくる!!」って友達に伝えてドキドキしながら待ち合わせ場所へ。(友達も頑張れ〜って見送ってくれた)

待ち合わせ場所の近くにあった柵みたいなところに先輩は寄りかかってて、どこか少し気だるげに見えたけど当時の私には何故かそれがとてつもなくカッコよく見えた。
緊張しすぎて目も見れなくて、会話したのはほんと一言「はじめまして」だけだった気がする。
2、3分で解散。笑

解散したあとに「浴衣似合ってるね!」ってメールがすぐに来て嬉しかった。
夏祭りが終わるくらいの時間に「友達と公園で花火してるから今から来ない?」ってメールが。
友達についてきてもらって、先輩たちと合流したけどコミュ障すぎてやっぱり先輩と目も合わせられずダンマリの私。
先輩の友達と私の友達が会話を回してくれた。笑

初対面が夏祭りでしかもそのあと公園で花火とか今考えるとめちゃめちゃエモいなぁ…

ただしノンフィクションなのでこの後ドラマのようには行きません。

続きはまた書きます。

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