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リハビリテーション科新人研修

4月1日、リハビリ科に11人の新人が入り、一ヶ月に渡る新人研修が始まりました。

リハビリ科新人研修
リハビリ科新人研修
リハビリ科新人研修

接遇や守秘義務、マナー、倫理などの一般社会人として常識を学ぶほか、バイタル講義やストレングエルゴ、物理療法、摂食嚥下療法、転倒対策、認知症・うつなど、専門的なことをPT、ST、OTに関わらず、職種横断的に学んでいきます。

新人研修には、当院の特徴とでも言うべき研修プログラムも組まれています。それらはタイトルを見ただけでユニーク。

瑞龍のこだま伝達会、1N音楽療法、ホームドラムサークル体験・サポート、デイケア臨床美術体験、臨床美術講義、臨床美術スタッフサポート、リハビリファーム講義、リハビリファーム体験(さつまいもエリア増築、NO-DIGエリア整備、焚き火研修)、さくらまつりMTG参加……。リハビリテーションの中に音楽やアート、農業を取り入れている光ヶ丘病院ならではの内容でしょう。

リハビリ科新人研修

こちらは音楽療法で患者に寄り添う新人。鳴子を手に一緒にリズムを取っています。

リハビリ科新人研修

ドラムサークルにも寄り添い、リズムを重ねます。

リハビリ科新人研修
リハビリ科新人研修

臨床美術はまず自分たちで体験します。今回は桜の絵を描きました。翌日の臨床美術ではスタッフとして、利用者さんたちをサポートしてましたよ。

リハビリ科新人研修

金曜日はレイズドベッドの増築です。寸法をはかり、角に杭を打ち、インパクトドライバーで板をつなげます。

リハビリ科新人研修

新人みんなで協力して作業しているうちに、ベッドができてきました。5月の親子ワークショップでさつまいもの苗を植える場所です。

リハビリ科新人研修

ベッドができたら次はビオトープにかける橋を作ります。このビオトープ、去年の新人が作ったもので、上から見下ろせるように橋を架けるのです。橋が壊れないようにボルトを締める表情は真剣そのもの。

リハビリ科新人研修

おかげでこんな丈夫な橋ができました。ちなみに、右端でハンマーを持っている人が講師のヒロ先生こと飯尾裕光さんです。

リハビリ科新人研修

ランチはヒロ先生特製のバーベキュー。まず肉やソーセージを焼き、そのあと焼き飯を作ります。この焼き飯、富山湾の春の味覚ホタルイカがたっぷり。今年は豊漁でリーズナブな値段とはいえ、とても豪華なチャーハンでした。

リハビリ科新人研修

音楽やアート、大工仕事、焚き火、バーベキュー……。光ヶ丘病院では患者さんや入所さんと同時に、職員がいきいきと光り輝ける、そんな病院を目指しています。


■新人研修について:リハビリテーション科杉本次長のお話

新人研修に変化があったのは5年位前からです。それまでは仕事を一緒にしながらその都度教えていましたが、職員の増員に対応するため、教育制度の整備が急務となりました。

説明会にやってくる学生からは必ず教育について質問があります。学校側も生徒のキャリアアップを考え、どのような研修をするのかを気にしています。そのため、毎年研修計画を見直し、改善しています。

畑や橋を作ったり、バーベキューをしたりする研修も珍しいでしょう。リハビリファームに興味や関心を持って入ってきた新人さんが多いので、新人教育に取り入れていますが、みんな楽しそうにいきいきとやっていますよ。

以前は教育が不十分で新人さんは不安を抱えながら仕事をしていましたが、今は見学や模倣を通して少しずつ実践につなげていくようにしています。ただ、指導者側の意識共有がとても重要なので、山本副科長が中心となり指導に関わっています。今後も、指導者や新人さんからのフィードバックを受け、より良いものに改善していきたいと思っています。

紫蘭会光ヶ丘病院 広報室


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