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バチェロレッテ3 5〜7話感想 自己受容度の高い男ってやっぱモテるんだな〜って話

バチェロレッテ3の感想、5〜7話までやります。いやあ、後で書くけど、田んぼデートでの坂口さんとあきさんの「自分でやってくださ〜い」のいちゃつき、あれはよかったな〜。ほんであきさん、だいぶ坂口さんすっきゃな〜! ってのが伝わる名シーンだったね。

まず前回の記事で、坂口さんに対して、「彼はマイペースになれば大人らしく彼女をリードできるのになあ」と書いたんだけど、続きを見ていて、「お、出てきたマイペース」ってところがあったので書いてみる。

それは田植え後のバスデート。彼はあきさんに、自分の母親と死別したことを告げながら、その話の中で、おそらく彼がもっとも彼女に伝えたかったことに触れる。それは

「一見しっかりしてそうに見えて、実はかなりおっちょこちょいです。しかしこれは母親から受け継いだ大切な素質です」

ってこと。彼がこれを話した時、俺は「おおお出てきた坂口さんの大人っぽさ!いけるで!」と膝を打った。これよ、これなんだよ、坂口さんに漂う大人らしさ、自己受容度の深さ

ちょっと余談なんだけど、俺は人間の成熟さとはイコール「自分をいかに受け入れているか」にかかってくると考えていて。その指標で見ていくと、男性メンバーの中でも特に成熟しているのは、梅谷さんと坂口さんだと思ってる。

そりゃ振る舞いだけ見ていたら、特に坂口さんの方は緊張しいの挙動不審ぽさはあるけど、そこだけ見て「全然成熟してないじゃん?」なんて思うのはナンセンス。

「成熟、大人らしさ」というと、多くの人はどうしても、言葉遣いが落ち着いているとか、頭がよくて冷静だとか、礼儀正しいとか、皮層的なイメージを抱きがちだ。ただそれはあくまで「大人っぽい雰囲気」程度の話であって、本来の成熟さは、「何度も経験を重ねながら、良くも悪くも自分を受け入れている人」に宿るものであって、同時に、自分をよく知った上で行動する、自己一致度の高さだと思うんだよね。

で、想像するに、自分に対する「ここが俺の微妙なところなんだよなあ」というポイントを、亡くなった母親から受け継いだものとして受け入れるって、容易ではないなずなんだよな。彼はさらっと話してるけど、そう考えられるのは、彼がそもそも成熟した大人だから、なんだよね。

なのでいよいよそういう成熟さが打ち出せて、よかった、と俺は思ったわけです。

その流れでいくと、梅谷さんも、最後までしっかり自分の内側と向き合って、自己一致した行動をとっていた、という部分において、やっぱ大人だなーと思った。それを受け入れたあきさんも大人だよね。「私もそう思ってた!」ってのは、「あのデートなんだったん?」ってモヤモヤがそもそも前提にあった上での「あなたがそう考えてると思ってたよ」って発言で、決してプライドに触って出ちゃった言葉なんかじゃないと俺は思ったよ。

なぜ花火デートは失敗したか?

おそらく序盤でホワイトローズをもらった梅谷さんは、あのデートで、完全に「あきさんが好みそうなもの」に自分ごと寄せて、徹底して彼女を喜ばせようとしていたんだと思う。簡単に言えば、おもてなしデートだ。

これはあきさんにとても響いていたし、成功だったと思う。でもそうなると今度は、梅谷さんからすれば「じゃああきさんは、俺にとって1番自然なあり方を、どう感じるのか?」ってことが気になってくると思う。そりゃ当然だよね。もし二人が一緒になったとして、その後もおもてなしデートばかりできるわけじゃないから。

だから彼としては、あきさんの中で必要以上に高まった自分の評価が、より自分らしさを打ち出すことで、どの程度変化するのかを確かめたかっただろうし、同時に、自分らしくある時、自分が彼女をどう感じるかも、確かめたかったんだと思う。

だから、もしあのデートを成功させるなら、あきさんの側にも、「前のデートではおもてなししてもらったから、次は梅谷くんにとって心地いいデートを用意するね」という発想が必要だったんじゃないかなと思う。そして、スポーツマンな彼に花火のロマンチックなデートがあまり響かないことは予想できることだったんじゃないかな〜と思った。

もちろん、梅谷さんがさっと切り替えて、ちゃんとあきさんと話し、向き合うデートにしてみる、ってのもアリだったとは思うんだけどね。いずれにせよ、梅谷さん推しとしては、残念だった。最後まで彼を見ていたかったなあ。

坂口遊び人発言も、あきさんは・・・


坂口さんの遊び人気質発言については、あれは単に、あきさんがそれほど恋愛で遊んできていない、真面目で誠実な女性であることを鑑みて、「あなたが惚れてくれてるほど、きちんとした男ではないけど、大丈夫ですか?(夢見てない?)」っていう確認だと思う。

あれを見て「え、この先も遊ぶんですか?(遊びを改善はしないの?)」って考えるのは野暮な話だよね。彼はおそらく、自分をよく知っていて、その上で「俺はこういう人間だ」と開き直るのではなく受け入れている人だから(開き直るタイプのやつは、バレてから話すので)。

そんで、あきさんがあの場で「わかってるよ、そんなの。あなたってそうだよね」って反応したのもいいな〜と思った。彼の困った部分なんて、ひとまず付き合いだしてラブラブ期間を超えてから、がっつり修正していけばいいわけだからね(治らんやつもいる)。

てかそもそもあきさんは、坂口さん大好きだよね。そもそもあの田んぼデートで、なぜか彼に対してだけツンとした態度をとって「自分でやってください」みたいな突き放すやつ、あれもう、あきさんにとってすごく心地いいコミュニケーションなんだろうな。ちょっとSっぽく振る舞うのが好きなんだろうし、坂口さんもMみのある人だから、割と相性いいなと思って見ていた。

それに、坂口さんが遊び人なところをみると、尚のこと、相性はいいだろうなと思った。遊び人な男って、少なくとも自分のスペックをそれなりに釣り餌にはしてるので(合コンにくる女性が医者目的なのをわかってて遊んでるわけで)、それに引っかからない上に、クレバーで自立してて、かつまっすぐな女性に対しては、最低限のリスペクトを持つだろうし、彼みたいなタイプが潜在的に描く「本命女性」って、きっとあきさんみたいな人だと思うから。

ただ相性はさておき、坂口さんがどの程度本気になるかなんだけど、少なくとも全男性の中では1番気持ちがあるんじゃないかなーと思った。


余談だけど、北森さんはちょっとかわいそうだったよね。まさかの家族会まで2ショットもなく、おまけに梅谷坂口は何度もデートしてる中で呼ばれなかった、となれば、そりゃああの時点で帰るわ!笑 というのも、彼にはきちんと、もっと彼女を知りたい、自分を知って欲しいって姿勢はあったわけだから。

それに応えてもらえなくて、お互いを話し合い感じあう期間もなく・・・ってのはそりゃ無理があるよ。俺は彼があの時点で帰ることを選んだのは、割と支持したいと思いました。

くっしーについては・・・なんかあきさんは、基本的に彼のことが気に入っているので、彼の表現下手な部分を「下手なりに気持ちはある」と解釈している気がする。でも視聴者としては、正直「下手なりにある」のか「下手な上にない」のかが、見ててよくわからん。

あきさんについては、とにかく本音が顔に出るのが見てみて気持ちがいいし、面白い。彼女はそもそも仕事や人生を真剣に頑張ってきた人で、恋愛についてはそれほど積極的な人生ではなかったように見えるけど、そこが魅力的だと思う。そこをしっかり理解できる人と、幸せになって欲しいな、と素朴に思わせてくれるくらい、強いキャラクターだなと感じてます。

さー最後どうなるか。楽しみだ。
俺は坂口さんに一票。



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