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大典太光世に会いに行く

刀剣乱舞ファンならいわずもがな、天下五剣のひとつ「大典太光世」に会いに行った。
道中約3時間、とうらぶの何某を流しワクワクの最高潮でのご対面であった。

金沢博物館の中でも20~30畳はあろうかという、広々とした室内で「前田藤四郎」「富田江」「大典太光世」の3振りのみだった。(他の部屋には白山もある)
優雅な空間の中、大典太光世と会うことになった。

大典太のファーストインプレッションはどっしりしている。
他の天下五剣と比してみると、幅が広く長さが短くみえる。その為か、反りがあまり強くないように感じた。
三日月宗近が美しい刀と言うのであれば、大典太は剛健。
より華やかにと言うよりは、実用的な姿形に見えた。
地鉄の黒みが、強い為、腰を据えた印象を抱いたのであろう。

解説によると「板目肌が流れ大肌まじり 刃文は細直刃にわずかに湾ごころあり」
なるほど、字面にするととてもシンプルだった。

最後に絶対チェックして頂きたいのが、鎺だ。
表面は前田家紋の「梅」
裏面は「鳥」
しかも、かなりゆるめの鳥なのだ。
前田家で大切にされてきたこと、逸話の1つが垣間見れる鎺にもぜひ、ご注目頂きたい!

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