国内初「エゾシカ対策用電気柵」誕生秘話(前編)
1985年創業当時、エゾシカによる北海道の農作物の被害額は約1億円と言われていました。
現在(約40億円)と比べるとまだ軽い方だと感じられるかもしれませんが、1980年代といえば、メスジカの狩猟禁止などの鳥獣保護政策が先立ち、シカの個体数が急激に増加し始めていたころ。
農業に携わる人たちが段々と、危機意識を持つようになっていました。
放牧用の電気柵の販売営業に回っていた私も、もちろん例外ではありません。エゾシカ被害は生産者さんの経営、生活に大きく影響します。被害防止のために