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第22回:FFモンスター考察1

さて、今回はファイナルファンタジーシリーズで、謎多きモンスター達を考察してみようと思います。

記念すべき第1弾は『ファイナルファンタジーVIII』よりナムタル・ウトク!

その過激な姿に、プレイヤー誰しもがショックを受けたであろうモンスターです。

他のモンスター達とは一線を画し、正直ファイナルファンタジーの世界ではあまりにも浮き過ぎている見た目の彼。そんな彼を考察していきます。

まずナムタル・ウトクを特徴付けるのは、完璧な擬態能力と人語能力です。

ビンザー・デリング大統領の影武者という立ち位置で登場する彼ですが、外見は大統領本人と見比べても違いがわからないレベルで擬態しています。

その上、流暢に人語を話すこともできます。興奮するとカタコトになっていくのですが、基本的なコミュニケーションは可能なんです。しかも、話す内容からデリングには忠誠心がある事が伺えます。

これらの能力は一体なんなのでしょうか?
元から備わっていた能力とも考えられますし、暗躍していたイデアが植え付けた能力の可能性もあるでしょう。

忠誠心に関しては、やはりデリング大統領のカリスマはとてつもなく、人心のみならずモンスター心まで掌握していたという事なのでしょうか。

続いて、なぜガルバディア政府は、何処の馬の骨ともわからないアンデッドに大統領の影武者という重大なポストを与えたのでしょうか?

これはガルバディア政府は、影武者に人間を使うまでもなく、モンスターで充分だと判断した為でしょう。下手をすれば貴重な人材を失ってしまう恐れがある為、モンスターにやらせたのだと思います。

そして、ナムタル・ウトクの出所ですが、デリングシティから比較的近い、名もなき王の墓あたりでスカウトしたのか、イデアが召喚して役目を与えたか、そのようなところでしょう。

しかし、大統領の影武者という立場は生半可なものではありません。きっと様々な試験を経て採用されたのではないかとも考えられます。ナムタル・ウトクは意外にもかなりの努力家なのかもしれません。

そんな努力家かもしれない彼ですが、あまり強くない上、スコールからは"化け物か"と大して驚かれず、倒すと何事もなかったかのように物語が進んでいくので、なんだか哀れにも思えます。

やはり所詮影武者は使い捨てという事なのでしょうか。ナムタルだけに南無〜ですね。

さて、ここまで色々考察してみましたが、いかがでしょうか。

ナムタル・ウトクがなぜこれほどまでに過激な姿なのか、それはスクウェアの技術力を知らしめる為だったのかもしれませんし、担当者がホラー映画好きだったのかもしれません。

答えは見つかりませんが、プレイヤーの心には間違いなく焼き付いたでしょう。そして、想像の余地を残してくれた偉大なモンスターの一体です。

以上ナムタル・ウトクの考察でした。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!

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