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第25回:番外編ゼノブレイド3感想ネタバレあり

ついにゼノブレイド3をクリアしました。
難易度ノーマル、パーティメンバーレベル76、サブクエはあまりやらず約80時間のプレイでした。

私はゼノシリーズも大好きで、シリーズは『ゼノギアス』からずっとプレイしています。ゼノシリーズって物語や演出がロマンチックなんですよね。それが堪らなく好きでシリーズを追っています。

が、正直最新作の『ゼノブレイド3』は退屈で、途中で辞めてしまっていたんです。世界観は興味深いですが、イベントでは実の無い会話も多く、戦闘も長引きがちで、そこにロマンチックはありませんでした。そんな理由でコントローラを置いてしまっていたんです。

それから月日は流れて、ある日ゲーム好きの友達の家に行った際、何気なく聞いたんです。"ゼノブレイド3ってどうだった?"と。友達は"悪く無い"と言いました。

私は、この友達が言う事は信頼性があると思っているので、それなら再開してみようと思い、最近続きからプレイしたんです。

30時間位でしょうか。イスルギ軍務長と対峙するイベントに差し掛かった際、結構面白いんじゃ無いかと思ったんです。

なぜならキャラクターが、やっと人間味を感じさせてくれたからです。あのイスルギ軍務長は、ヨランの作った泥人形でしたが、彼の感情は間違いなく本人の心の奥底に眠っていたものなんでしょう。

イスルギの想いを通して、"やっぱりこれが人間だよな!"と嬉しくなりました。そして矢継ぎ早に始まるヨランのイベントで、更に人間味を感じた私は、それまで『ゼノブレイド3』に感じていた退屈さはなくなり、モチベーションが上がりました。

なぜ退屈だったのかと言われたら、それまでのキャラクターが綺麗過ぎたんですよね。ノア達に人間味を感じなかったんです。

そして様々なイベントを経て、ようやくシティーへ。ここで、私が今作で最も感動したイベントがありました。

ノア達が、命の在り方や尊さを知る場面です。
産まれたばかりの赤ちゃんを触るキャラクター達、そして命について知りたい為皆が挙手するシーン。ここは思わず泣きそうになりました。

今まで戦いしか知らず生きてきたノア達は、命の真実を知り、羨ましがります。ここで、ノア達もやっぱり人間だったのかと感じ、彼らへの好感度が上がりました。

この一連のイベントに私の求めるロマンチックを感じ『ゼノブレイド3』は紛れもないゼノシリーズだと、確信しました。

そして語られるエヌとエムの過去。
一見、絶対者に見える2人も、弱さを持つ人間でした。エヌがシティーを滅ぼした事は全く同情できませんが、彼も人間味を感じさせてくれたので、嫌いにはなれないキャラクターになりました。

シャナイアも最高でした。あれほどストレートに嫉妬心剥き出しのキャラクターだったので、見ていて清々しい気持ちになりました。

メビウスの正体が想いであった事や、ゼットが特定の人間をメビウスに選定した理由が、面白いからというのは若干物足りなかったです。なぜかと言うと、私は途中までメビウスは異星人か何かだろうと勝手に思っていたからです。

エンディングは"あれ?結局世界分かれちゃうの?"と困惑しましたが、最後の、キャラクター達がパートナーへ向かって走っていくシーンは印象的でした。

私が『ゼノブレイド3』を通して感じた事は沢山ありますが、1つだけ選択するなら"人間らしさ"
でしょうか。序盤は全く感じていなかった分、最終的にはとても印象に残る概念でした。

人間が人間らしくある為に大切な事を学ばせてくれた『ゼノブレイド3』。不満は多々ありましたが、久しぶりに感動したゲームである事も間違いありません。

これからのゼノは、私達に何を観せてくれるのでしょうか。期待に胸が高鳴ります。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
次回もお楽しみに!

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