エスパルスホーム観戦記(vs山口)
皆さま、ご無沙汰しております。
横断バッグです。
先週は東京V戦を現地で応援し、勝利で3位浮上を成し遂げ、勢いそのままに仕事の繁忙期を乗り越え、なんとかこの週末を迎えました。
本日は勢いに乗りたいホーム山口戦。前回のアウェイ戦の時は雷の中断もありながら、6-0の大勝を飾ったものの、相手は監督交代もあり、戦術もはまってきている、まさしく別チーム。前回のようにすんなり行かないだろうと一抹の不安を感じておりました。
8月12日15時。僕は日本平に至る坂道を上っていた。台風は近づいてきているとはいえ、雨が降るわけでも、カラスがやって来るわけではなく、陽射しは強いし、熱波が吹き付ける。歩くだけでも汗だくになりながら、スタジアムに到着した。
ホームゴール裏二階の自分の席を確認して、知り合いに挨拶しつつ、時間を潰す。この日は静岡ヤクルト様の協賛ということもあり、先着でヤクルトが振る舞われた。久々に飲むヤクルトはうまい。そして、どことなく子どもの頃を思い出す懐かしさ。ふと周りを見ると小学校低学年ぐらいの子どもたちが多く目に写る。夏休み期間中だろうか。僕も彼らくらいの時にサッカーに興味を持って、サッカースクールに通って、見る専になり、今に至る。まさかこんなにサッカー観戦に熱中するとは、小学生の時には思いもしなかった。
そんな物思いに耽っていたら、選手が練習に出てきた。今週と来週はホーム連戦。昇格圏進出のためにも、子どもたちの夏休みの思い出のためにも、絶対に落とせない。一通りの声だしと選手応援を終えて、試合開始を待つ。
18時、雷神が鳴った。選手入場だ。陽はだいぶ影って来ているため、心地よい涼しさを感じる。最高のコンディションで試合が始まった。前半は序盤からチャンスを作ってシュートまで持ち込むが最後の精度を欠き、ゴールには至らない。守備でもピンチはほとんど無かったが、パスミスからキーパーと1対1を作られ、シュートを打たれた際には心臓が止まりかけた。結果的にはDF鈴木選手の懸命のブロックもあり、コーナーキックに逃れたが、一瞬の隙が命取りになりかねない。失点はないが、得点もないまま前半を終えた。
そして、勝負の後半。エスパルスの攻撃陣が波状攻撃を仕掛ける。何度もボールを前線に送ってはシュートを放つが、相手のブロックに阻まれる。そこでコーナーキックを得るが、相手のマークがきつく、ことごとく跳ね返される。残り時間が10分を切ったときだった。乾選手のパスに途中出場のオ・セフン選手が抜け出す。角度は厳しいが、キーパーと1対1に。セフン選手は国立の千葉戦で惜しいシュートが何度もあったため、ここで決めてくれると信じて声援を送った。しかしゴール付近で彼が選んだのは中央へのパスだった。シュートを打つと思っていた自分は一瞬時が止まったように感じたが、そこに全速力で走ってきたカルリーニョス選手が合わせてゴール。あの状態で、自分の結果も出さなくては行けない中で、より確実にゴールを得るためにパスを出したセフン選手の献身性たるや素晴らしい!そして、守備陣の奮闘もあり、この1点を守りきって試合終了。守備の固い山口のゴールを何とかこじ開けた痺れる勝利だった。
これで、3試合連続無失点の3連勝。そして、来週は首位町田をホームに迎える。前回5月のアウェイ戦、1-1の同点でラストワンプレーで相手に決められ、その瞬間に試合終了となり、声が出なかった。(いや、翌週の仕事に響いた)
まさに「臥薪嘗胆」の思いで来週を迎えることになるだろう。こちらにできるのは精一杯応援するのみ。気持ちを切り替えて、次に備えるとしよう。
それでは、また。
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