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【2020.07.30木】悩ましさ・恐ろしさ・畏れ多さと共存した先でなければ、細部に神など宿らない。

午前の体調は最悪だった。のだけど、夕方に本当に素晴らしい時間を過ごすことができた。

5月から始めた対話&選書企画。この実験を受けてくださった16名の方からフィードバックをもらう会の、第一回目を先ほど行った。

選んだ本が本当に役立ったかどうか、それはきっともっと後のことになると思う。本を読むのには時間がかかるし、一人あたり5冊も選んでしまったから。

けれど、その届け方や、企画全体で大事にしていた姿勢が伝わっていることがわかり、本当に嬉しかった。

嬉しい思いをすると、少し時間が経ってからその反動のような気持ちがわいてくる。まだまだ力不足だし、足りていない視点はいっぱいある、それを忘れるな、と。

本に限らず、「人に何かを選ぶ」という行為には、大きな恐さがともなう。

選んだものに対してお金や時間を費やしてもらう…...そう考えると、自分が本当にGoodやFitなものを選べているのか、何度も考えさせられる。もしかしたら他のもっといいものに費やしてもらったほうがよかったのではないか、もしかしたら思いもよらぬ真反対の影響を及ぼしてしまってないか......etc。

やっている間も、やり終わった後も、何度も考え、自分の選択が恐くなる。

けれど、本気で良い方向を目指そうとするのならば、それはとても大事なこと。その時間を手放してはいけない。悩ましさ・恐ろしさ・畏れ多さと共存した先でなければ、細部に神など宿らない。

この企画が、今後どんなふうに発展していくのかはまだ未知。けれど今後も、真剣に迷って、真剣に悩んで、その分だけ相手のことを想像して、丁寧にやっていければと思う。

残り二回のフィードバック会もとても楽しみ。

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