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【2020.06.30】チップを賭ける。命を懸ける。

今晩はこれを視聴していた。

瀧本さんのことはお名前と著書名は知っていたものの、読んだこともなければ、どんな方なのかも実はほとんど知らなかった。書籍の雰囲気や耳にする噂から、なんとなく「歯に衣着せぬ論客」という印象だけを持っていた。

講義を聞いてみて、その印象も間違ってはいなかったのだけど、なぜか煽るような言葉にも心地よさを感じた。その背景には、若者たちに心底期待をしていることがはっきりと伝わってきたことや、相手に気まずい思いをさせない配慮などを感じ取ったことがあるのだと思う。最後に読み上げられた編集担当さんによるあとがきで「情の人」とあったが、それもよく伝わってきた。

受講生たちとの再開の約束日である今日、2020年6月30日を前にして亡くなってしまった瀧本さん。その背景もあるからか、お話のなかの随所で、僕自身の有限の命について考えさせられた。

「どこにチップを置くか」と瀧本さんは表現していた。

チップを「置く」をもう少し強く言えば、「賭ける」であり「懸ける」だと思う。他の誰でもない、自分の感性と思考から生まれる、自分で責任を負う判断。限りある命をどこに使う判断を下すか。アテが外れるリスクもあるから「賭け」だと思うし、文字どおり命を懸けるという意味で「懸け」。

最近の自分は、「かけ」ていただろうか。ちょうどこの数ヶ月は、自分のなかで何かが開きかけている感覚があった。だからこそそこに共鳴したのか、視聴し終わってからも心の底がムズムズしている。


以下のnoteマガジン似て、期間限定でこの講義をまとめた書籍の全文が公開されている。大きな刺激にあふれているので、よかったらぜひ。


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