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【2020.06.06】1,500字日記はやめます。

蒸し具合。扇風機。雷の音。

空を見たり、外の風を肌で感じたりするまでもなく、季節の変わり目であることを感じる。

「今年は、この季節をどう過ごせるだろう」

毎年のようにそう思う。季節の変わり目はどうしても、その時期を辛く過ごしていたときの感覚が蘇ってしまう。

とはいえ近年は、大きな問題なく過ごせている。

肌にしみついた記憶が消えることはないだろうけれど、感じ方は少しずつ更新されていくはず。季節の角で待ち伏せした記憶に、足首を掴ませたりはしない。「掴まれかけたが、振りほどけた」、そんな年をひとつずつ積み重ねて、螺旋階段を少しずつ登っていく。


タイトルの通り、今年度に入ってから続けてきた「毎日1,500字日記」を、終了しようと思っている。

螺旋階段は、平面座標上は同じところをぐるぐると回りながらも、そのたびごとに高さを変えていく。この日記企画も、そろそろ次の高さにいきたいと思う。

そもそも「毎日1,500字」というテーマ設定をした理由は、「まずは言葉を通す通路の詰まりをきれいにしたい」という考えだった。内容よりも、まずは言葉を紡ぐこと自体への抵抗感を減らし、言葉を出せていた時期の感覚を取り戻していくこと。

これはだいぶ叶ってきたと感じている。noteを開いてとりあえず書き始めれば、何かしらのとっかかりは出てくる。それがそのまま深まることもあれば、思考が拡散して脱線していくこともある。

いずれにせよ、1,500字程度の量の言葉を出していくことに関しては、「やろうと思えばできる」という感覚を得ることができた。

そして逆に、2カ月続けてみて停滞も感じ始めている。同じやり方をしていても新たな境地が見えてこないし、他に進めたいプロジェクトが見つかってきたなかで「(意義を感じないのであれば)日記に時間を使っていたくない」という思いまで出始めている。

それはあまりヘルシーではない。


ということで、67日目となる今日、ここで1,500字日記はやめます。

とはいえ、「書く」ということの鍛錬は続けたいと思っている。

なので、字数のノルマは捨てるにしても、毎日何かしらは綴る。そして、いま必要なテーマを見つけて、別マガジンを立てて企画化できればとも思っている。

テーマの候補は、

・過去の日記やメモから一文引用し、いまの感性から振り返っていく
・名言や読書メモなどから、好きな言葉を引っ張ってきて、それについて綴る
・「読了レビュー」ではなく、「読中メモ」を書いていく
・自動筆記的に、ただただ浮かんでくる言葉をラクガキのように綴る

など。

今月中に定められればと思う。


今日は4~5冊の本を移ろいながら読んでいる。浮気でしょうか。

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