「今度は、僕らがTMへ返す番！」ピカ山さん①

第 7 回は、博多っ子 FANKS、ピカ山さんのご登場です。持ち前のおもてなし精神を発揮して、全国に FANKS 友達がいらっしゃるピカ山さん。地元のレコードショップの店員さんやお勤め先の方にまで、FANKS として愛されるピカ山さんの、福岡トークと人情味あふれるほっこりエピソードをお楽しみください。

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【インタビュー日：2023年7月9日】

①お名前：ピカ山(仮名)

②年齢：50 歳

③ご職業：会社員

④お住まい：福岡県

⑤FANKS 歴：38 年

⑥推しメン：3 人(あえて言うならウツ)

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⑦FANKS になったきっかけを教えてください。

ピカ山：「FANTASTIC VISION」。福岡の TNC、テレビ西日本っていうフジテレビ系列の放送局が 1985 年かな？　その年のテーマソングにしたの。それで、テレビで流れるから「この曲、何だ？何だろう？」ってなったら、うちの兄貴が「CHILDHOOD’S END」を買ってきて、ちょっと聴かせてもらったら、(「FANTASTIC VISION」が)入っていたんで、「おー！いいね。」ってそこから聴き出して、そこからどっぷり。追いかけるようになって。
 
スーパーで流れるオルガンみたいな曲ってあるやないですか。「FANTASTIC VISION」もちゃんと哲っちゃんが作ったインストなんやけどけどそんな感じで、今でもTNCの天気予報の時に流れとるよ。You tube で「TNC TM 天気予報」とかで探すと出てくるから。
今年、地元の番組で、ロバートの秋山くんがこの曲がどうのこうのとか言って、テレビ局の実際の音源とか流していたりしてた。
 
金谷：秋山さんって FANKS でしたっけ？
 
ピカ山：違うけど、ちょっと入ってるっぽかったね。「自分（秋山くん）が福岡(在住)の時、聴いていた、天気予報の曲、何の曲だ？」っていう切り口で「これ、TM NETWORK の曲だったのか――っ！」って。
僕の「FANTASTIC VISION」は、12、13(歳)の時。中学生かな？。だから、FANKS 歴は 37 年くらいなのかな。
 
金谷：「FANTASTIC VISION」で、当時(メンバーのお三方は)福岡のテレビに露出していましたか？
 
ピカ山：いや、あんまり覚えとらんけど、始まる時にインタビューがちょろっと流れたくらいで、本人たちはそれこそ VTR コメントとかで出るだけで、そんなに出とらんかったと思う。その頃はそんな情報網がないけんね。出とったかもしれないけど。

当の僕はまだ、ゲームとか部活もやりよったし、時間がないから、何かしながら(プレイヤーを)つけっぱなしにして聴いていた。がっつり聴くのは、「CAROL」が出たくらいからかな。
 
金谷：他のアイドルとかアーティスもいる中で、何が「TM は面白い！」って思いました？

ピカ山：そりゃあ、もう、要塞よ！シンセサイザーの。「何じゃ、こりゃ！」って。あと、電子音よね。(自分は当時から)パソコンでゲームやったりしていたから、「すごかぁ。」って。
うちの親父が会社にパソコンが入ったのに影響受けて、教育の一環だよね。NEC のパソコンを買ってくれて。「これからはパソコンの時代だから。」って。小学生の時に。でも、ゲームしかしとらんかったけどね(笑)。それもあって要塞と音に惹かれたと思う。
だから逆にね、今の Winsows パソコンみたいに何でもできちゃうのは使いにくいの。複雑過ぎて(笑)。
 
金谷：周りには FANKS のお友達っていましたか？

ピカ山：いた。1 人。今でも繋がっている親友がいて。今はもう、何年かに 1 回とか、たまたま偶然時間が合ったら会うとか、そんな感じかな？。その友達は家庭を持っているからね。
彼とは同じクラスになったことは 1 回もないんだけど、なぜかいつの間にか仲良くなって、今も続いてる。今は彼はそんなに深くは入ってなくて、「福岡でライブがあったら、行くよ～。」ぐらいな感じで。

金谷：でも、30 何年来の FANKS のお友達が続いているってすごいですね。
 
ピカ山：彼の方が(FANKS歴が)古い。デビュー前とかデビューしたくらいから知っていたから。(学校が)工学系の人だから、シンセサイザーとか。弾く方じゃなくて、仕組み。電気的な仕組みとかそういうところから入って、YMO の後に TM ってなったから、それでだんだん知ったというかファンになったみたい。とにかく電子工学とかが好きで、アナログシンセとか、音が出る仕組みとかに興味があったんじゃないかな。
 
金谷：FANKS って、SE(システムエンジニア)とか工学系の方って多いですよね。
 
ピカ山：そう。でも僕は文系アナログ人なんよ。当時はお金がないから、(アルバムとかは)後追いで買っとったね。「Gift for Fanks」は自分が買って、「humansystem」は、兄貴が買ってって。で、「CAROL」からはオンタイムで買っていった。

「TWINKLE NIGHT」とかは大人になってというか、大学生になってバイトするようになってから買ったかな。その(先程の FANKS の)親友が、レンタルレコードでいつも借りて、ダビングしてくれたんよ、自分の分も。テープに落としてもらって聴いていたの。それで、大人になってから自分で買って集めて。そんな、後になってからボックスが出るなんて、(当時は)知らんけんね(笑)。

(次回へ続く)

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