「小室哲哉か？よし、行ってこい！」葉月さん③

⑨一番初めに行ったライブを教えてください。
(第2話からの続き)

その次に印象に残っているライブって、延期になっちゃった「FINAL MISSION」。当時の看護師長さんが音楽が好きな人で、TMのことも知っていて。30周年の時は、結構普段行かない地方(のライブ会場)にも行っていて。
 
「師長、休みが欲しいです。」「どこに行くの？」「ライブです！」「いってらっしゃい。」って。「行くの、行くの～！」ってすごい前からキャーキャー騒いでいたら、延期になったじゃん。

「師長、延期になっちゃいました～。」って言ったら、「見た、テレビ。残念ね。でも、やるんでしょ？」って言われて。
「とりあえず、ライブなくなったから、仕事出るよ～。」って言ったんだけど、「出て来なくていいよ。」って言ってくれて、そのまま休みになって。
それで、7月になってもう一回。「じゃぁ、行ってきます！」ってめっちゃニコニコして出かけて行ったのを覚えている。

金谷：なんて素敵な師長さんなんでしょう！TMを知っていてくださる師長さん、ご協力、ありがとうございます！

葉月：なんで師長がTMを知っていたのか、結局、最後まで聞けずじまいだったんだけど。知ってたんだよね、なぜか。

この時はね、CAROL組曲とか、良かったよねぇ。あの時は常に泣いてた。「(ウツが)歌うんだ、曲。」って。そこからあんまり頭に入っていない。でも、やっぱり「Get Wild」の時には元気になってた。なんだかあの曲は、やっぱり元気になるんだよね。なんか分からないけど。

(ウツの術後から)2ヶ月だったじゃん。当時の知り合いにも「2ヶ月で復帰して大丈夫なの？」って言われて。「どうなんだろう。大丈夫じゃないかな？」って言って。

復帰して、延期して、あのスタイルだったから、絶対本調子じゃないな、って思って。「どうしよう。途中で倒れて運ばれたら。」って、そういうのはすごい行く前から思っていて。でも、2日間走り通して、今も続いている訳じゃないですか。すごいなぁ、って。

(セトリが)「ウツに負担が掛からないような感じの曲目だよね。」と思いつつ、「一途な恋」が聞けたりとか。「好きだけど、あれはウツに負担かかっていないのかな。」とか思いながら。

今までにない、やっぱウツの体調に合わせた演出だったからさ。全然雰囲気が違ったじゃん、今までのと。そこまですごい配慮していて、やっぱり「3人って仲良いんだな。」みたいなことをすごい再確認した。

金谷：仲良しさんなんですよね、本当に。ありがたいことに。

葉月：(30周年の)この辺は、結構地方にも行っていて。「QUIT30」は横須賀に2日行って、大宮にも行っていて。国際フォーラムにも行って。で、「HUGE DATA」の時に、「師長、神戸に行きたいの、私。行ってきてもいい？」「小室哲哉か？よし！行ってこい！」「ありがとうございます！」って。

で、この時って連チャンだったじゃん。さいたまスーパーアリーナの時も2日間チケットが取れていて、2日行って。神戸は、夜勤明けで前ノリして、ライブに行って、2日目も行って、死にそうになって帰ってきたけど(笑)。「HUGE DATA」は、運良く4日全部行けた。

でも、そこで初めて思った。夜勤明けにライブに行っちゃいけない(笑)。近いならまだしも、おうちに帰って荷物を入れ替えて、すぐ出て行って。だから、ドタバタで行った記憶がある。全部行けたのはそこだけじゃないかな。あとは仕事の都合があって。

神戸はね、迷子になった。行ったことが無いじゃん。夜勤明けで、基本ひとりで動いていたから。行く前から家でパソコンで地図とかいっぱい調べて行ったくせに、迷子になっちゃった(笑)。

(1日目のライブは)「TKソロ、カッコいいな。TKソロはいつ聞いてもカッコいい。
でもなんかちょっと油断すると私、眠い…。」って(笑)。「新幹線で寝たはずなんだけど、まだちょっと眠いな。」って。
でも、遠征って楽しいなって。「みんな(地方の方は)飛行機とか乗って、関東まで来るんだもんね。」って思いつつ。
 
「LOUD」とかもカッコいいな、って。ライブってさ、どんなライブでもそうかもしれないけど、会場の一体感があるじゃないですか。「やっぱり、好きなんだな。」と思って。
行ける限りは行きたいけど、なんでこんなにチケット取れないんだろう(笑)。今日の府中だって、いろんな手を使ったんだけど。

ちょうど、一般販売の日が夜勤明けで、B’z好きな先生もちょうど当直明けで私に協力してくれて。「先生、ローチケに行ってください。」ってお願いしたんだけど、結局取れなくて。

「30 th FINAL」の時は、グッズでラムネが出たじゃん。あれを「行ってこい！」って言ってくれた師長にお土産で買って、「ありがとうございました、ハイ。」って。
そうしたら、「何、これ？」って。「ツアーグッズです！」って答えたら、なんかちょっと一瞬考えてたけど(笑)。ラムネだったら、師長もお子さんたちも食べられるし、と思って買ったんだけど。

この時は、めっちゃグッズも並んだ。今は、アクスタがすごいじゃん。今、新宿のタワレコで(アニメイラストの)等身大パネルをやってるじゃん。あれを撮るのに、今のアクスタと同じイラストだから、(等身大のアニメイラストの)木根さんの前に(アクスタの)木根さんを5人ぐらい並べて写真撮ったりっていうのをX(Twitter)か何かで見たかな。

去年の(「FANKS intelligence Days」)は、三郷に行くか、をすごい悩んでいて。いろいろ行き方を調べて「私は(その日のうちに)帰ってこられるのか？」と思って、結局、国際フォーラムとぴあアリーナに行って。

国際フォーラムの時は誕生日だったから。ちょうどその時、勤続10周年とかで、リフレッシュ休暇みたいなのが4日とか5日とかあったから、「行くしかないでしょ！」って。

今日(9月7日に)、府中に行った人たちは結構グッズが買えたみたいだけど、去年はアクリルチャームが(みんな)買えなかったじゃん。あれ、私、もらったんだよ。FANKSの友達から「誕生日でしょ。」って。あのグッズ問題は、どうにかなりませんかね？本当に。

金谷：SNSで見たら、今日のお昼ぐらいで(グッズ購入は)300人待ちって書いている方がいましたね。

葉月：すごっ。去年も誕生日のライブだから「よっしゃ！」ってなったけど、あのグッズ争奪戦が…。
絶対暑いし、並ぶって分かっていたし、(事前に)フォーラムのここにブースが出るとかって分かっていたから、アクエリアスとかポカリを凍らせたのとかを持って、扇風機を買って行った。

2日目は、途中でアイス買いに行っちゃった。死にそうになって並んだイメージがある。その時はぴあアリーナでやると思っていなかったからさ。
ぴあアリーナの時は、最後に写真を撮らせてくれたじゃん。「いやぁ、スマホ買い替えれば良かった。」って思った(笑)。

金谷：あれは、今年も全ホールでやってくださったら、絶対地方の方とかもすごい嬉しいと思いますよね。

葉月：でも、哲哉、きまぐれだから(笑)。もう、(去年はグッズ購入の)整理券を取るのに死にそうになってたから。ぴあアリーナの時は、国際フォーラムの時のことがあったから、すごい早くに行って並んで。だって、始発とかで来ている人いたじゃん。

(第4話へ続く)

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