ビジネスマナーは指摘しにくい?
皆さんこんにちは!F&M Clubの藤本です。
4月ということで、新入社員が入社したり、他部署から異動になった社員を迎え入れた先輩社員も多いのではないでしょうか。
特に若手社員の面倒を見ることになった先輩社員の皆さんは、イマドキの若手社員の育成方法に困っている方もいらっしゃるはず。
先日の記事では「Z世代のマネジメント」について、効果的な育成方法をお届けいたしましたが、今回は「若手社員のビジネスマナー」についての指導ポイントを紹介します。
自分だって完璧とは言えないから…
ところで、皆さんの会社には「ビジネスマナーの担当者」はいらっしゃいますか?
それなりの規模の会社であれば、「ビジネスマナーといえばこの人!」という社員さんが決まっているのかもしれませんが、ビジネスマナーに絶対の自信を持っている社会人って意外といないものですよね。
ですから、F&M Clubの会員企業さんからもよく聞くのは、「自分もできているか分からないのに、ビジネスマナー研修の講師をするのは…」という相談です。
そんな会員企業様からのお悩みを解決すべく、今回の記事では「ここだけは押さえてほしい!若手社員のビジネスマナー3選」をお届けします。
1.第一印象で損しない!清潔感ある身だしなみ
第一印象でマイナスなイメージを与えてしまうのはもったいないですよね。相手によい印象を持ってもらえるように職場に相応しい身だしなみをしましょう。
清潔感を保つためには以下の点をチェックします。
シャツやブラウスに汚れやしわはありませんか
襟や袖口に汚れはありませんか
職場に相応しいデザインで、汚れのない靴を履いていますか
洗髪し、髪型を整えていますか
(男性の場合)ひげの剃り残しがなく、爪も整えられていますか
(女性の場合)派手なメイクやノーメイクではありませんか
(女性の場合)ネイルが派手だったり、はげかかったりしていませんか
2.間違った言葉遣いで恥ずかしい思いをしない
若手社員が恥ずかしい思いをするケースの定番として「間違った言葉遣い」が挙げられます。その中でも特に多いと感じるのは「謙譲語」の使い方です。
ここでは、「尊敬語」と「謙譲語」の使い分けについていくつか例を挙げてみます。
「会う」の謙譲語は、「お会いになる」ではなく「お目にかかる」
「食べる」の謙譲語は、「召しあがる」ではなく「いただく・頂戴する」
「言う」の謙譲語は、「おっしゃる」ではなく「申す・申し上げる」
「する」の謙譲語は、「なさる・される」ではなく「いたす」
いかがでしょうか。若手社員によくみられるのは、自分の行動に対して尊敬語を使ってしまうことです。間違った言葉遣いをしてしまうと、大切な顧客や取引先の担当者から「まだまだ学生だな」と思われてしまいます。
#尊敬語と謙譲語は間違いやすい
せっかくのビジネスチャンスを逃してしまわないためにも、正しい言葉遣いをマスターしましょう。
3.相手に不快感を与えるフレーズ
「2」に続いて言葉遣いに関する注意点です。日本語の中には、間違った言葉遣いとは言い切れなくても「相手に不快感を与えてしまうフレーズ」が存在します。
曖昧な表現(一応・たぶん)は、業務に対して投げやりな印象を相手に与えかねません。責任感のある言葉を選ぶようにしましょう。
入れる必要がない表現(…のほう・…という感じ)は、あやふな印象を与えてしまうためビジネスの場では相応しくありません。
意味のない過去形の表現(よろしかったでしょうか)は、相手に押しつけがましい印象を与えてしまいます。「よろしかったでしょうか」は「よろしいでしょうか」でOKです。
言葉の語尾を逆説的な表現(…ですけど・…ですが)で終わらせる方がいらっしゃいますが、意味のない過去形と同様で押しつけがましい印象を与えてしまいます。自信をもって「…です」と言い切るようにしましょう。
いかがでしょうか。
これらのポイントは、ビジネスマナーの中のほんの一部分であり、細かい点を挙げだせばキリがありません。ビジネスマナーについてしっかり研修しようと思えば本当に1日がかりになりそうですね。
1日がかりのビジネスマナー研修を実施します
ということで!F&M Clubでは、本当に1日がかかりのビジネスマナー研修を実施することにしました。
いくら先輩社員の皆さんでも、やっぱり若手社員にビジネスマナーをビシバシ指導(指摘)するのはハードルが高いですよね。
#私もそうです
4月21日(金)F&M大阪本社にて、皆さんの会社の若手社員さんを1日お預かりして、社会人として必要なビジネスマナーをひと通り伝授します。
さらに今回は特別講師として、誰もが知っているあの超有名ホテルで「社内接遇インストラクター」に最年少で合格した、プロのビジネスマナー講師が登壇します。
本セミナーへのご参加はF&M Club会員様限定となります。
F&M Club会員企業様におかれましては、参加費無料で自社の若手社員を育成できる大変貴重な機会となっています。1社から2名までご参加可能です。席数に限りがありますので、お申込みは早めにお願いいたします。