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トドロクツキex備忘録
こんにちは、ふぁんだむです。
最近カードゲームの成績がめちゃくちゃ良いです。おかげさまで右手と頭皮が光り始めました。
それはさておき、10/27に発売された「古代の咆哮」「未来の一閃」において環境を引っ掻き回すカードが出てきました。
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まずはテツノブジンから。特性「タキオンビット」でベンチからバトル場に出たとき1回使えて、ダメカン2個を相手のポケモン1匹に乗せることができます。要するにクイックシューターです。しかも種ポケ版の。
なんでこんなカードを刷ったのか分かりませんが、要求値として入れ替え札か、「ブーストエナジー未来」を持ってくるだけで軽々と2点を乗っけることができます。おかげで小粒のポケモンがベースのデッキは、ゲームスタート時にベンチにもポケモンを置くことを強いられています。ワザを打つのに3エネかかるのが中々のネックですが、アタッカーの起点から外せばダメカン調整要因になります。小回りの利く新カードです。
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えーっと、何で刷ったのか分かりません。アメイジングイベルタルを嘲笑うかのようなエネルギー要求値、条件を満たせば進化前のVポケモンをほとんど取り付くす性能の下ワザ、おまけにHP230の高体力を併せ持っています。これに「ブーストエナジー古代」が付くとHPは290まで上がります。やっていいことと悪いことがあるだろ。まとめるとダメです。
そんな二大巨頭が環境に降り立ち、現代ポケカを蹂躙している中、私は新弾くらい新カードで遊ばせてほしいという意味を込めて、「トドロクツキex」を選びました。いくつかリストを見ながらメリットデメリットを述べていきます。
ポケストップ型
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おそらく環境に一番多く存在しているタイプだと思います。この型のメリットは、後攻1ターン目にカラミティストームが宣言しやすいところです。「ハイパーボール」などで「悪エネルギー」を2枚分トラッシュに送り、「オーリム博士の気迫」でトドロクツキ×2を対象。3枚引きつつエネ加速し、手張り権を残せます。「大地の器」から連鎖し、「ダークパッチ」や「エネルギーつけかえ」を使用するとなぜかカラミティストームにたどり着けます。
一方でデメリットは、ポケストップで何も当たらない時や、オーリム博士の気迫を落とした時のデッキパワーががくっと下がるところにあります。それらを見越して「クロスシーバー」を搭載したリストもありますが、初手の事故率UPにつながり、あまりいい恩恵を得られていないと思います。まあそもそもそこにたどり着く必要があるかどうかですが。
ダークライVstar型
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このデッキは、ダークライVstarの特性「スターアビス」から、使い終わった「クロススイッチャー」や、「ダークパッチ」を拾って盤面を強化したり、相手がゲーム勝利へ間に合わないような盤面を作ることを意識した型です。
メリットは先述した通りです。デメリットとして、ダークライスタートするとかなり苦しい立ち回りを強制されることや、サイド落ち一つでデッキパワーが格段に違ってくるところでしょうか。さらに前に取り残されたダークライは「オーリム博士の気迫」の対象にならないため、素直に手張りを2回行うか、「エネルギーつけかえ」を要求されてしまいます。トドロクツキからエネルギーが離れると、トドロクツキを動かすためにまた一つ要求値が上がってしまうため、本末転倒デッキになっていると思いました。
ロスト型
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出張ロストセットと組み合わせた型。トドロクツキ自体が小粒クラスの相手を苦手としているので、それらを「ウッウ」、「ヤミラミ」、「かがやくゲッコウガ」でカバーした形です。基本的にはロストバレットとそこまで変わらない動きになります。
デメリットは、トドロクツキの耐久値が230止まりになること、トドロクツキスタートした時の動きづらさが今まで以上に大きくなることが挙げられます。
これら全てを考慮した形が以下になります。
11/5時点で使っていたリスト
![](https://assets.st-note.com/img/1699274673622-Ul1hHkF7Sp.png?width=800)
いろんな型を見てきたり、回してみて思ったのが
・トドロクツキは3回出せればいい
・ブーストエナジー古代に頼るケースが多い
・雪道ナンジャモに弱い
・後手特化しても打てない時は多々ある
くらいです。
とりあえず自分の考えている範疇で解説します。
トドロクツキex 3枚
このデッキの要。4枚採用だと1枚は結局使わないことが多く、ただの死に札と変わらないと判断して3枚。2枚サイド落ちしても「くるいえぐる」で相手のデカいやつを落としてサイドを取ったり、サブアタッカーで時間を稼いでいる間につりざおで戻せるためこの枚数で落ち着きました。
かがやくゲッコウガ 1枚
このデッキのかがやく枠です。バトルvipパスから絶対に持ってくるカード第1位を獲得しました。おめでとうございます。ありがとうございます。このデッキは如何にしてトラッシュに悪エネルギーを落とすかにつきます。ドローに変換しつつトラッシュに悪エネルギーを落とせる最強の存在。4枚積ませてくれ。
イキリンコ 1枚
PTCGLでは2枚採用して遊んでいますが、使わない時もあるため1枚でもいいかなと。使わない時の判断ですが、
①今の手札と盤面で番を返して、次ターンで攻撃にいける
②オーリム博士の気迫を2枚以上落としてしまう
③盤面に見えているカードと手札のかみ合いが良い
上記の1つが当てはまっていれば使わなくてもいいですが、次のターンサポなしだったり、迷いまくるのであれば積極的に使いましょう。
ビーダルライン 2枚ずつ
雪道ナンジャモの返しに最適なドローエンジン。能動的に手札を減らす構築を心がけることで採用。テツノブジンと分かったマッチでは絶対に使いません。ビッパスタートした時だけ泣く泣く進化しましょう。
モルペコ 1枚
トドロクツキがやられた返しにとりあえずバトル場に置いておく枠。「エネしゃりん」もバカにならない性能。こいつがいないと始まらないマッチもあるとだけ言っておきます。
アラブルタケ 1枚
通称キノコ。ブーストエナジー古代をつけると特性が使えるようになり、お互いをどく状態にします。トドロクツキのカラミティストーム220+どく10でミラーマッチもなんのその。まあ大体相手もトドロクツキにどうぐが貼ってあるのですが…
ハイパーボール 4枚
このデッキは何度も言いますが、如何にしてトラッシュに悪エネルギーを落とすかに限ります。ゲーム序盤から終盤まで使いやすいのと、ビーダル採用デッキの相性ともかなり良いので文句なしの4枚です。
バトルvipパス 4枚
かがやくゲッコウガ>トドロクツキ2体目まで>ビッパ>モルペコ>イキリンコの優先順位を付けて出しています。手札によってはイキリンコが優先されたりします。
ネストボール 1枚
vipパスが引けない時や、2ターン目以降にトドロクツキなどを出すために必要なカードです。vipパス、ハイパーボールと合わせて9枚入りです。初手に何かしらのボール札が来る確率は7割だそうです。計算機とかで確認してみて下さい。
ダークパッチ 4枚
基本的にはベンチにいるトドロクツキを育てるために使用しますが、マッチアップや状況によっては、モルペコやアラブルタケに優先して使います。特にモルペコはサーフゴー戦で強い1枚なので積極的に狙っていきましょう。
トレッキングシューズ 4枚
いつぞやの自主大会で相手が使って感動した1枚。ポケストップで悪エネルギーを落とすよりも、悪エネルギーを落とすか落とさないかの判断ができるようになりました。トレッキングシューズでトレッキングシューズが捲れたときは絶対に拾いましょう。
大地の器 3枚
最初は4枚フル投入でしたが、4枚目は全然使わないこと、デッキの悪エネルギーがハイペースで無くなりやすいため3枚に落ち着きました。素引きした悪エネルギーと、デッキに残った悪エネルギーを考えると大体3枚で足ります。この辺は諸説あるのでお好きにどうぞ。
すごいつりざお 1枚
トラッシュに送った悪エネルギーや、トドロクツキを回収するための1枚。たまーにですが、やまびこホーンケアをします。
ポケモンいれかえ、あなぬけのヒモ 各1枚
トドロクツキ以外のスタート時に1回、相手がビーダル縛って戦おうとする時の回答札に1回、と考えるとこの枚数で良さげかと。後述するジェットエネルギーも1枚入っているため縛られるケースはほぼないかと。後は山管理をしっかりすること。
ブーストエナジー古代 3枚
HP290のトドロクツキを3回押し付ける場合と、アラブルタケに毒を撒いてもらう場合とがありますが、そこは感覚で覚えてください。ちょっと触るとなんとなーくわかってくるはず。
オーリム博士の気迫 4枚
令和の溶接工。このカードが序盤、中盤にどれだけ打てるかにかかっています。ロスト型であれば気にしなくてもいいのですが、それ以外は2回以上打たないと勝てないと思います。それくらいに重要なカードです。イキリンコでトラッシュに送る際は、山札のオーリム博士とダークパッチがどれだけあるか確認してからにしましょう。
ナンジャモ 2枚
手札が芳しくない時に使います。相手の事故を期待するのもそうですが、まずは自分の動きからです。1枚だとハイパーボールなどでトラッシュした場合、その試合では全く使えなくなってしまうので、2枚に増やしました。
ボスの指令 2枚
クロススイッチャーが採用されていない関係上、ボスの指令を入れる必要があります。理想としては相手のバトル場にいる2枚取れるポケモンを倒す→ボス→ボス勝ちです。最初から最後までロケットブーツを履きながらゴールすることができるため2枚採用です。
博士の研究 1枚
自由枠です。このカードに救われた試合も存在しますが、もっと別のカードでもいいのかもしれません。ドローに触れる最適カードとして使っています。
崩れたスタジアム 2枚
1ターン目にわざとベンチを埋めて、イキリンコをトラッシュに送るテクを使用するために採用。相手がトラッシュに困る展開というのは全くないので、期待しないでください。エンテイやライコウの後1バフ込み〇〇ロンドのケアにもなります。
タウンデパート 2枚
ブーストエナジー古代を持ってくるだけの専用スタジアム。カラミティストームが言えないと相手も使ってきたりしますが、最初の1ターン目以外は気にせずどんどん使いましょう。早いターンのナンジャモを使う前に起動するケースがそこそこ多いです。序盤の不要札は下に送るのが板。
悪エネルギー 9枚
人によっては10枚だったり、8枚だったりします。前まで悪エネルギー10枚で回していましたが、ジェットエネが欲しくなり、1枚分採用枠をあげました。7枚の時もありましたが、オーリム博士の気迫を使うときに現物が足りないことが多かったり、悪エネルギーが2枚サイド落ちしただけでデッキにならないこともあり、1ターン目に手張りできるエネルギーとしても重宝しました。
ジェットエネルギー 1枚
前述した入れ替え札として採用。ジェットエネルギー3枚の時もありましたが、1ターン目に手張りして嬉しいデッキではないため、1枚に落ち着きました。
各マッチアップで考えてること
自分がトドロクツキを使ってる時に対面ごとに考えていることを書いておきます。今後アプデされることは多分ないと思います。めんどいので。
ロストギラティナ
キュワワー、ウッウ、ヤミラミのどれかを2回とギラティナを2回倒すマッチ。ギラティナVをカラミティストームで倒せると楽に試合ができる。くるいえぐるを宣言するターンにモルペコやビッパを出さない。
パオジアン
パオジアンを倒し続けるマッチ。サイド先攻するとより楽になる。げっこう手裏剣で2枚取りされないようにはする。相手のゲッコウガとまともに戦うと負け筋を追うだけになるので、返しにカラミティストームをパオジアンか、セグレイブに当てる。カラミティストームしか言わないはずのマッチなので、くるいえぐるは使わない。ごっつぁんプリファイをケアできるならケアする。
サーナイト
こっちのexポケモンに対して簡単に回答を用意できているマッチ。パオジアン同様に、カラミティストームしか言わない。相手のリバーサルサーナイトに対してモルペコや、アラブルタケを押し付ける。ネオラントスタートや、ザシアンスタートを咎められれば少しだけ楽になるはず。
サーフゴーex
相手のコレクレーやバスラオをモルペコで取るマッチ。トドロクツキで取るとゴールドラッシュでカウンターされてゲームにならないので、サイドの進め方は慎重になる。サーフゴーにくるいえぐるを2回と小さいポケモンを2回取る。後攻ならば初ターンにモルペコを起動できるかがカギ。
悪リザ
基本的にはサーフゴーと同じ。サイド3枚まで先に進めたら大体勝ち。くるいえぐるを宣言するトドロクツキに対して、絶対にブーストエナジー古代を付ける。ケアできるヒートタックルはケアしましょう。(1敗)
ミライドン
相手はワンパンできないが、こちらは簡単にできる。カラミティストームを言い続けるだけのマッチ。おまもり付きのミライドンをどうしても倒さなければいけない時はくるいえぐるでもいいが、こちらもブーストエナジー古代を張ること。でないとゼラオラにやられます。ライチュウが起動した後にナンジャモを使うと効果的。
テツノブジン系統
カラミティストームを連発するマッチ。エンテイはアラブルタケと合わせて倒す。その代わり、トドロクツキとアラブルタケ両方にどうぐをつけないとダメ。HP290を1ターンで除去することができないので、そのままテンポムーブで押し切る。
ミュウVmax
カラミティストームを2回か3回宣言出来たら勝ち。くるいえぐるは絶対に宣言しない。ブーストエナジー古代を付けていても簡単に突破されるので、油断は禁物。ビーダルを最速で立てれば安心して戦える。
ルギアVstar
相手のVガードを無視して戦えるので先攻取れたらほぼ勝ち。カビゴンへの回答がきれいではないので、トドロクツキで倒してもサイド差で捲られないかを考えること。先に4枚あげると負けます。
ミラーマッチ
先攻取れたら安定して2ターン目にワザが打てるように回すだけ。過度なブン回りに期待せずブーストエナジー古代をトドロクツキにしっかりつけておく。後攻はカラミティストームを決めないと先攻後攻のひっくり返しがきかない。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
書いてないことで質問があればDM(@fandam0504)まで。
トドロクツキが発売されてから2週間くらいしか経ってないので、最適解構築は出てないと思います。各々が好きな形で使ってみることが一番かもしれません。
またいつか何かを書くかもしれません。さようなら。
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