ぎょぐんでっぽう杯~エネルギー25枚以上限定~参加レポート

みなさまこんにちは。ふぁんだむです。
10/1(日)に三郷市立希望の郷交流センターにて開催された「ぎょぐんでっぽう杯~エネ過多限定~」に参加しました。


本大会のレギュレーション

今回のルールは【60枚デッキの中にエネルギーが25枚以上入っていること】
これを満たしていればOKという、至ってシンプルな構築ルールでした。
私はこのルールを踏まえて、2週間前に大まかな環境を考えてみました。

想定Tierリスト

TierS サーフゴーex
Tier1 キュレムVmax、こくばVmax+ネイティオ、ミライドンex
Tier2 グラードンカイオーガ、ブースターVmax、ディアルガVstar
Tier3 ダークライVstar、タギングル、草タイプ系統、ルギアVstar
Tier死 闘タイプ系統、ロスト軸

各色思いついたのだとこの辺りになるのかなと。
「レイジングサーフ」から出てきた新星こと「サーフゴーex」がとにかくバグってます。本体が1エネで青天井ワザを使え、さらには特性で手札を勝手に補充できます。2体、3体立つと勝手にデッキが回りだします。要するにダメです。

そして、今大会レギュレーションであれば普段使われないカードが活躍する場となる!!!……はずです。
この記事では主要なものだけを紹介します。

特殊レギュレーションで活躍しそうなカード

スズナ

かわいい

キュレムVmaxを組んでる方ならもう使っているはず。
通常構築なら「全然ヒットしなかった…」ってなりますが、エネ過多構築であれば天地がひっくり返るほどウハウハです。たぶん。
引きすぎたエネはゲッコウガでドローに変換しましょう。

マクワ

ハズレSRじゃないよ

誰も使ってるところを見たことはありませんが、山札のエネルギーを手札に加えることができる素晴らしいカードです。
エネ過多構築のため、大量に加えられる可能性があります。手札のエネルギーを使うことで打点にする系のデッキ、すなわちサーフゴーexと相性がめちゃめちゃいいです。ちなみにおじょうさまも同様です。

フリージオ

^^

水エネルギー1枚で大量のエネ加速が期待できるすごいやつです。
キュレムVmaxやグラードンカイオーガに採用確定の1枚になります。ただし、水エネルギーが無理なく入る構築をする必要があるので、そこだけ気を付けましょう。

セキ

かっこいい

普段はほとんど見ませんが、今回の鋼タイプ構築では超絶優秀です。
Aレギュの「マキシ」というカードをご存知でしょうか?使ったことある方なら分かると思いますが、エネ過多構築にてこういったカードはすごく重要です。鋼エネ5枚、たねポケモン、セキの後攻スタートでも多少安心でき、さらに2進化を相方にした「ディアルガジバコイル」には必須級のカードです。アメと2進化本体で勝手にブン回ることができます。あとは流れで勝ちましょう。

エレキジェネレーター

CRミライドン

いつものミライドンexであれば2枚ヒットしてうおおおおおおとなるところですが、エネ過多構築であれば大体2枚ヒットします。2枚も捲れれば大体の雷ポケモンが躍動します。ミライドンexのTierを高めに書いたのはこのためです。

頂への雪道

「いただきへのせつどう」って読んでる人がいて引いた実績あります

大体のデッキに刺さります。人の心をしていないデッキが採用してくると考えました。特にミライドンexはスロットが空きやすく、先攻で自分だけ展開しながら相手に押し付けることができ、相性がかなり良いとされてます。
かがやくゲッコウガ、サーフゴーex、キュレムVmax…etc記述しきれないくらいのデッキが機能不全に陥るくらいに強いカードです。
今大会はこのカードを如何にして避けるかが肝になるでしょう。

テーブルシティ

俺は裏!お前は表!どうして…

コイントスにはなりますが、デッキに眠っている数少ないポケモンを持ってこれるカードです。ルール持ちデッキが難なく採用したうえで、雪道への明確なカウンターにもなります。ルール持ちデッキにするならこれを入れましょう。

サンプルデッキリスト

ここでは私が独断と偏見で勝手に組んだデッキを紹介します。
もっといい構築になると思うので、次回があればまた考えてみましょう。

サーフゴーex

冒頭でも述べたサーフゴーexのバケモン性能を主軸にしたデッキ。
クロススイッチャーが入っているのはサポ権を残しながら相手のポケモンを入れ替えること、手札に余ったセキやカイが呼び札に変換できることから採用。ボスの指令でもいいですが、博士で手札回復→スイッチャーを揃えたら後ろを呼んで盤面を崩壊させにいけます。
最後の打点ブッパ用にスーパーエネルギー回収があってもいいと思います。
サーフゴーがTierSなのは後述するキュレムVmaxに弱点を付けている+本体にドローソースが備わっているというところです。

キュレムVmax

キュレムVmaxの特性「はくぎんせかい」から打点ブッパを狙い続ける青天井デッキ。ほかのデッキの違い、かがやくゲッコウガがドロソ兼、サブアタッカーとして機能します。
何といっても後手1カイ→vipパス+ゲッコウガ→vipパスからイキリンコ+キュレム→イキリテイク…と連鎖的に展開でき、相手を消滅させることができます。ちょっとだけ組み方を変えてカイオーガを採用するのもありです。
こちらも後述しますが、この環境はカイオーガやゲッコウガの通りが想定よりも良いです。

こくばVmax+ネイティオ

ムゲンダイナVmaxからこくばVmaxを踏み倒しドローに多少の安定を持たせた構築。
後1ペパー→vipパス+封印石→vipパスからネイティとこくばv→こくばvに封印石→Vstarパワーでかがやくムゲンダイナ→クライマックスゲート即起動とまあやりたいことを詰め込みました。どのデッキでも書いてますが後手を取って安定性に振った方がいいかもしれません。
このデッキは展開に難が無さそうな分、即効性のある大打点はかなり難しく、130程度の中打点から攻撃し始めることになります。青天井クラスの相手と戦うわけなので、その分出遅れると取り返しのつかないゲームになりがちです。それでも強いものは強いですが。

ミライドンex

CL2024横浜で優勝した構築から一部を除きました。
前述した頂への雪道を無理なく採用でき、ミライドンによる盤面展開が厚く、エレキジェネレーターでのエネ加速も十分と文句のつけようがないデッキです。ただ、今回のフォーマットだと220で倒せるポケモンがさっさと進化してしまい、こちらが不利を背負いやすくなります。ライチュウが2枚あってもいいと思うのでそこは各々で研究してみてください。

グラードンカイオーガ

デカブツに対してはグラードン、相手のベンチに対してはカイオーガとやりたいことをやったもん勝ちのロマンデッキです。
フリージオのおかげでエネ加速にはそこまで困りませんが、安定性に欠けています。少しでも安定感を求めるのであれば、後攻を取り、カイかユウリから展開することをお勧めします。
ただ大きなメリットが2つあります。1つ目はかがやくゲッコウガやその他ルール持ちを一切採用してないため、頂への雪道の影響を全く受けないということです。2つ目はマナフィを採用する枠がほとんどのデッキにないため、カイオーガの通りがいつもよりも良いということです。これらを活かしていつもより立ち位置が良くなるかと思います。


今大会で考えてたこと

今大会は25枚以上のエネルギーを入れるという制約上、エネルギーだけが手札にあり、何もできなかったなんてことが起こりやすいフォーマットです。逆に言うと決まる時は全員が天井に突き刺さるくらいのデッキへと変貌します。

まずは手札事故を起こさないために、構築から練る必要があります。

①かがやくゲッコウガの採用
②ボールの枚数
③サポートの枚数
④手札妨害に対しての回答
ぱっと思いつくのはこの辺りです。全部解説していきます。

①は言わずもがなです。事故り気味の手札を最高の質へと変えてくれます。
他のかがやくポケモンの候補として、かがやくジラーチやかがやくハガネールがあげられますが、事故に遭遇したら終わりです。せめてもの抗いとしてかがやくゲッコウガを絶対に採用しましょう。

②これについてですが、ボールとなりうるカードも含めて考えた方がいいです。一般的な構築であればボール系のカードは10枚くらいが理想です。
最低ラインとして8枚は欲しいです。ちなみに8枚入れた何かしらのボール系カードに初手で触れる確率は65%程です。

③デッキにあったサポートを10枚選択しましょう。エネルギー過多になるため博士の研究などはいつも以上に最重要レベルのカードになります。組んで見ると分かるのですが、10枚を超えて入れる枠がありません。

④終盤のおまもり要員として、ナンジャモを1枚だけ採用する人や相手だけ事故らせる目的でジャッジマンを入れる人がいると思います。そうなってもいいように復帰手段だけは明確にさせておきましょう。

構築が完成したら次に考えるのは、一人回しをして環境をなんとなく体感することだと思います。ベストなのは友達にもデッキを考えてもらい、同じ環境で戦ってもらうことです。なぜ私が一人回しを最初に書いたのかは察してください。オタクたちなら分かるはずです。
とにかく、一人回しをしていても以下の点が明確に出ました。

①スタジアムがほとんど採用できない。
②ボスの指令や入れ替え札を採用するスペースがほとんどない。
③限られたポケモンしか組み込めない。
④先攻よりも後攻のほうが良いケースが多い。

①スタジアムがほとんど採用できない分、頂への雪道がほとんど剥がせません。逆に言うと自分の採用したスタジアムが残りやすいという裏返しにもなります。サーフゴーexに勝つならここだと思ってます。

②ドローソースに枠を割いた関係上、相手を機能不全に陥らせるボスの指令などが採用しにくくなってます。なのでベンチで悠々と育てたポケモンがいつもより戦いに参加できます。さらに入れ替え札が少ない分、苦し紛れのボスの指令などがかなりいい仕事をすると思います。

③ポケモンの枠も少ないため、ルール持ちのポケモンばかりで構築することになるかと思います。そうなると、頂への雪道を張られた際にかなりの大打撃を貰います。さらにミミッキュやクチートなどという人の心をしていないカード1枚で詰む危険性もあります。

④普段のポケカであれば先攻が有利になりますが、このフォーマットでは、後攻を取った方がいいと思うケースが増えました。
理由としては、
・先攻2ターン目にサポートを打てる補償が無い
・展開するのにも一苦労なので、グッズだけに頼るのは不安定
・先攻2ターン目までに展開しつつ攻撃をするのがほぼできなかった
・サポありで事故ってしまうと先攻後攻の関係が逆転する
以上のことから、後攻を取った方が有利に事が運びます。


持っていったデッキ

以上のことを踏まえて持っていったデッキがこちらです。

じゃんけん勝ったら後攻をもらいましょう。

やることは簡単です。ひたすらエネをデッキに戻し続けるだけです。
それだけで相手は卒倒します。Tipsとしてザクロを2枚トラッシュに揃えるだけで簡単に手札を1枚へと変化できます。以下手順です。

①手札7枚の状態からエネ2枚切ってザクロAを回収。(この時点で6枚)
②ザクロAとエネルギーを切ってザクロBを回収。(手札5枚)
③先ほど回収したザクロBとエネルギーを捨ててザクロAを回収。(手札4枚)
④この手順を手札が1枚になるまで繰り返す。

ザクロループを繰り返し、はたらくまえばと組み合わせればエネルギーが大量にトラッシュへ落ちていきます。これを利用し、容易に大打点を出すことができると考え、持っていくこと決めました。
サブプランとして、かがやくゲッコウガのげっこうしゅりけんを利用することも可能です。起動まで3ターンかかりますが、相手が事故ったときに積極的に狙えます。



対戦レポート

1戦目:グラードンカイオーガ

個人的に一番当たりたくないデッキと対面してしまったなあと思いながら対戦。じゃんけん勝ったので後攻を選択し、ヒスイバスラオスタート。相手の方はグラードンスタート。先攻1ターン目、手張りカイオーガ展開エンド。後手1「むれをあつめる」から展開したものの、先攻2ターン目ユウリ→フリージオ→入れ替えカート→「エレメントチェーン」から先攻3ターン目カイオーガの「アクアストーム」がきつすぎて4-6で敗北。


2戦目:キュレムパルキア

同じく後攻を選択し、ヒスイバスラオスタート。先攻1手張りエンドで帰ってきたのでvipパス→カイ→vipパス+ゲッコウガから展開。相手の方は返しでパルキアVを置きつつ、「きゅうげきれいとう」5エネ。返しの後手2でヒスイイダイトウやビーダルに進化し、デッキを回す。「みたまのぼり」でキュレムに200乗せる。先攻3ターン目、フロストスマッシュ。イダイトウを取られるも、後攻3ターン目に、ウルガモスV設置。1ターン目から地道に手張りしてたゲッコウガで「げっこうしゅりけん」キュレム取る&パルキアに90乗せる。先攻4ターン目にベンチ空の状態でボスの指令→ウルガモスVに「あくうのうねり」。返しのターンでヒスイイダイトウの「みたまのぼり」400ダメージで勝ち。



3戦目:ホウオウV

まさかの階段マッチ。自分が勝つとそのまま大会が一旦終わりになるとのこと。じゃんけん勝ちから後攻を選択。相手の方ディアンシー、自分はウルガモスVスタート。先攻1ターン目手張り終わり。後攻1ターン目、vipパス→ハイパーボール→博士の研究→ハイパーボールとかくしふだでエネが5枚溜まったので、「さかまくほのお」120ダメージ。対戦ありがとうございました。自分が勝ったせいで大会終わりました。
ちなみにその後のフリプでも勝ち。ホウオウVにウルガモスVが2回取られたので、こいつもう使わん。



まとめ

サーフゴーexがどこにもいませんでしたが、楽しい大会でした。
時間が余り過ぎて第二部が始まったこともあり、普通のデッキも持ってきた方が良かったなあと思いました。次回があるとしたらもう少し別のデッキで参加してみようかなと思います。

長い記事になりましたが、読んで下さりありがとうございました。
ではまた。


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