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環境禁止杯 ナイトワンダラー編まとめと参加レポ

皆さんこんにちは、ふぁんだむです。
各所で開催している、ナイトワンダラー環境での環境禁止杯がそろそろ終わりを迎えようとしています。

かく言う私も6/30に三郷ポケカ部主催の環境禁止杯に参加してきました。そのレポも併せて振り返ろうかと思います。




環境まとめ

今環境のデッキ分布みたいなのは明確には存在していませんが、ラッシュCSのツイートを参考にすると以下のような結果になりました。

当初の予想通りレジドラゴVstar、ミライドンexが数としては上位を占める形となりました。
正直ここまで予想が当たるとは思いませんでしたけども。ただ、上記の割合に対して、トナメ進出デッキはバラバラでした。

ここまでキレイに割れたのは驚きでしたが、それほどまでに今回の環境は整っていたと感じられます。
三郷ポケカ部主催の環境禁止杯はこんな感じの結果になりました。


Top8(順不同)
ローブシン
ルナトーンソルロック
クエスパトラex+ゾロアーク
ガオガエンex

こちらもTop8に残ったほぼ全てのデッキのアーキタイプがきれいに割れました。私も対戦していて1戦1戦がとても面白く楽しかったです。


今回のデッキを考えるにあたって

前回の記事でも書いたのですが、デッキ作成にあたる際どういった事が多いのかや、みんなは何を持ってくるかを考える必要があります。
もちろん間違っているいないもありますが、とにかくそれらを列挙することが大事です。
私は今回の環境に挑む際、以下を考えました。

・ベンチを並べる横展開デッキが多い
→ベンチ狙撃や横に拡がってもいいカードを探す
・一撃で相手を倒せるポケモンが少ない
→高耐久のポケモンが強いかも?
・非エクで1-2交換を目指し続けるデッキがそこそこいる
→どうにかしてまとめてサイドを取るか耐える
・1回の打点が150〜220ばかり
→250以上を安定して出したい
・トライフロストは絶対ケアする
→マナフィかベラカス

これらに対する要求をほぼ全て満たせる可能性のあるデッキとして挙げられたのは、ガオガエンex、ともっこの2択になりました。メタの対象にしたいレジドラゴVstar、ミライドンexへ対して簡単に勝ちたいため、最終的にはガオガエンexに軍配が上がりました。

ガオガエンexを組むにあたり意識したのは「相手によって動きを変えられるようにできる構築にする」です。そう考えるとピジョットexの採用が必須になります。ピジョットexから相手の展開に合わせたカードを持ってくることができ、どこかでカウキャ+ナンジャモを押し付ける事も視野に入ります。
今後使うか分かりませんが今回使用したリストを貼っておきます。

デッキリスト

デッキの原型はピジョリザからもらいました。ほぼパクリみたいな感じですが回してみるとまあまあやれます。以下解説です。


ガオガエンexライン 3-1-4

このデッキの本体。最多で3回使う想定。アメ1回分ならニャヒートでカバーできます。ニャビーは後述する戦法があるためしかえし持ち一択。

ピジョットexライン 2-0-2

このデッキの四次元ポケット。サブアタッカーとしても優秀。いくつかのデッキ相手にはメインアタッカーとしての使用も全然あり。

ビーダルライン 1-1
極限まで削ったためこうなりました。
前歯→さかてにとる→マッハサーチでほぼ全てが揃います。(たぶん)

ネオラントV 1枚
森の封印石要員。手帳→ネオラント→ボスの司令→封印石を装備で詰めることも可能。

ジーランス 1枚
後述する戦法で使うための魚。
逃げ1じゃなかったらキレてました。

マナフィ 1枚
レジドラゴVstarにおけるトライフロストケア。上から踏み越えられたら目を瞑りましょう。

かがやくリザードン 1枚
素で250が出せる天才。今大会でも猛威を振るうレベルのパワーは全然あります。こだわりベルトと合わせてVstarをワンパン圏内へ。
このデッキでは滝壺→ダブルターボ手張りで相手残りサイド4からでも動けます。

キチキギスex 1枚
通称たむけのまい。オルターアルティメットレイでサイド3枚あげる鳥とは違って体力が高めに設定されていました。雷ではなく闘弱点なのも〇

ハイパーボール、なかよしポフィン 4枚ずつ
サーチ対象が多いため4枚。

ネストボール 2枚
キチキギスまたはかがやくリザードンかジーランス専用ボール。ジーランスを使う時はかがやくリザードンほぼ不要。かがやくリザードンを使う時はその逆。そのためこの枚数で問題なし。

ふしぎなアメ 4枚
ピジョットデッキの関係上4枚固定。

ともだちてちょう 1枚
ボスの司令を2枚に削ったので2-2-2を目指す際に必要。フトゥー→てちょうで縛り勝ちする相手にも有効打。

夜のタンカ 1枚
基本的にみんな1エネで動く事が多いこと、トラッシュからピジョットexやガオガエンexを拾ってふしぎなアメなどから繋げたり、ネオラントvを拾い、そのまま使う事が可能。すごい釣り竿だとハイパーボール要求が挟まるので、今回はタンカへ軍配。

大地の器 1枚
ペパーから繋がるサーチ札。炎エネが6枚しかないため1回打てれば十分。

ポケモンいれかえ 1枚
かがやくリザードンを逃がすために使う1枚。

キャンセルコロン 1枚
ギルガルド、テツノイバラex、クエスパトラexを少しだけ見れるため採用。ビックリドッキリメカ。

カウンターキャッチャー 1枚
サイド先行しにくいデッキのため、最初の1体を取る用に採用。サポート温存できるのも魅力。

マキシマムベルト、こだわりベルト 1枚ずつ

ガオガエンexとかがやくリザードンの打点を底上げするために採用。ポケモンexに対してやけど込み最大で310ダメージを出したり、Vstarなどに対してはかがやくリザードンにこだわりベルトをつけて280ダメージを狙うプランも見れます。全てに対して広く見るため採用。

森の封印石 1枚
ネオラント専用装備。

ペパー、ナンジャモ 3枚ずつ
極限まで減らしました。事故るのは多少目を瞑る事にして必要最低限の枚数とするとこれくらいだと思います。

ボスの司令 2枚
本当は3枚入れたいのですがカウンターキャッチャーとともだちてちょう採用の関係上、2枚に落ち着かせました。

フトゥー博士のシナリオ 1枚
ダブルターボ付きの水オーガポンがすすりなくだけで逃げロックされるのでそれを回避しました。単純に非エクとのサイドレースにて差をつけるために使うこともあります。

マグマの滝壺 1枚
ニュートラルセンターを貼られてもいいように1枚はスタジアム枠を確保しました。シンオウ神殿よりもマグマの滝壺の方がガオガエンexは相性がいいです。

炎エネルギー 6枚
攻撃するターンに手張り出来れば十分なのでこの枚数。ガオガエンexのテキストを知らない人が多いのでエネ少なくても大丈夫です。

ダブルターボエネルギー 2枚
相手が事故った時に2回手張りすれば最低限動けるようにしてます。サイド6枚かえんばくも視野に入れましょう。


勝ちプランと有利不利

基本的には1枚取らせたうえで2-2-2ラインを狙います。悪リザとやる事は一緒です。攻撃方法についてですが以下の3点です。

①ガオガエンexの「ブレイズボム」

②しかえしニャビー(ガオガエンex進化後)とジーランスによる「しかえし」

③かがやくリザードンの「かえんばく」

④ピジョットexの「ふきすさぶ」

基本的な戦い方は①と③を織り交ぜながらになりますが、マッチアップや状況によっては②や④を使っていきます。以下環境禁止杯における想定されるマッチアップ毎にまとめてみました。

レジドラゴVstar

こだわりベルト+ブレイズボムをベースに戦います。
レジドラゴVstarのわざマシンは「アイアンローリング」「トライフロスト」「アックスダウン」くらいしかありません。
相手がアイアンローリングを宣言した返しに、②を使用しましょう。そうすると、
しかえし宣言400ダメージ(アイアンローリングにて200乗せられているため)-80=320
よってこの時点で殴り勝っています。
後はトライフロストが刺さらないようにマナフィを置きましょう。

ミライドンex

テツノカイナがルール上いないためガン有利です。①でも②でも③でも好きなので攻撃しましょう。ライチュウVを出されても1回くらいしか宣言しないためそこまで怯える必要はありません。

ともっこ(モモワロウex)

こちらもガン有利です。危険な密林とアラブルタケを採用しているかいないかでかがやくリザードンの使用有無と有利度合いが変わります。採用されていると、
「クレイジーチェーン」追加あり260+くさりもち40+アラブルタケの特性による毒と危険な密林のセットで30=320まで出ます。2枚取った返しに2枚取られるのでどこかでかがやくリザードンを使う事になります。そこさえしっかり頭に入っていれば大丈夫です。


カメックスex

色相性的に不利です。ナンジャモから手札事故を狙うしかないと思います。どこかでオリジンパルキアVstarを取る事になります。その際、③を使ったり、ナンジャモの返しに相手がガオガエンexに弱点込みツインカノン280ダメージを刻んできたら返しに②を狙うなど少しでも狙える所は狙いましょう。


だんけつのつばさ

想定では6-4マッチアップです。序盤は④で攻撃しつつ、ガオガエンexを準備しましょう。③をほぼ確実に織り込む必要がありますが、フトゥー博士のシナリオでガオガエンexを回収出来れば大体勝ちです。


ピジョットコントロール

このデッキを組むにあたり、コントロール系統は切りました。クラハン投げられまくったり、ねたみこがすからキーパーツが落ちたりするとゲームセットレベルにキツイので相手が何も引かないことやベンチ全力展開してくれる事を祈りましょう。


レジギガス

基本的にな戦い方はだんけつのつばさとほぼ同じです。相手はレジドラゴとレジアイスくらいしか攻撃手段がないため、ガオガエンexを出し続けられるようにしましょう。マナフィを置くことと、キチキギスexはなるべく置かないようにする事を頭に入れとけば大丈夫です。


クエスパトラex

相手がベンチを絞ってくるなら後ろでガオガエンexを育てましょう。キャンセルコロンは②や③を使用するために残します。見えてない一撃が重たければ重いほど威力は凄まじいものです。


アローラロコンVstar

無理です。アロコン単騎でスノーミラージュが通ったら諦めましょう。


と、まあ書きたいところは書いたので残りは三郷ポケカ部主催の環境禁止杯レポートを楽しんでください。


環境禁止杯当日

1戦目:ともっこ

ジャンケンで勝ったものの先攻と後攻に迷いながら先攻を選択。こちらはかがやくリザードン、お相手はモモワロウexスタート。先攻ポッポをベンチに置き、炎エネ手張りエンド。お相手はイイネイヌexやマシマシラex、キチキギスexまで出しながらエネルギーの準備を進める。
2ターン目、ナンジャモからなかよしポフィンでニャビー2体を展開。お相手もイイネイヌexの「ポイズンマッスル」で更にエネルギー加速。
先攻3ターン目、ふしぎなアメからガオガエンexに進化できる状況になるも、入れ替えが引けてないのと、カウンターキャッチャーがあるためニャヒートへ進化だけしてパス。返しにボスの司令→ニャヒートからのマシマシラexでダーティヘッド。
先攻4ターン目にハイパーボール→ネオラントVからペパー→アメと封印石→ピジョットex→マッハサーチ→ガオガエンexとつなげ、更にはカウンターキャッチャーでキチキギスexを倒す。お相手は返しに再度ダーティヘッドで攻撃。
先攻5ターン目、マッハサーチ→ボスの司令でモモワロウexを倒す。返しでガオガエンが倒されたものの、モモワロウexがいないためかがやくリザードンのかえんばくで勝ち。


2戦目:レジギガス

ジャンケン負けから後攻スタート。レジエレキスタートとこちらはニャビースタート。先攻でヒスイのヘビーボールやネストボールから展開するものの、途中までレジ軍団が揃わず。レジエレキスタートなのでマナフィを置くことで逃げてもワザが使えない&ターゲットボルト効かないの完全ケア。その隙にガオガエンexへ進化。ブレイズボムで2枚分サイドを稼ぐ。4-6のタイミングでようやくきょだいなキバを宣言。トラッシュにレジエレキがいたためボスの司令で狙い撃ち。返しでガオガエンexが倒されるもそのまま押し切って勝ち。


3戦目:ブジンガチグマ

ジャンケン負けからの後攻。ジーランススタート。先攻1ターン目のタキオンビットで40ダメージを負う。手札が炎エネ2枚、アメ2枚、ピジョットex、森の封印石、トップがハイパーボールで世界が変わったと思いきやネオラントvがサイド落ち。エンテイ入れておけばよかった…と思いながらポッポをベンチへ。ポッポに手張りして終わり。
返しでタキオンビット3回でポッポきぜつ。後攻2ターン目、ドローは炎エネルギー。負けたかなと思っていたらお相手もドローGo。これが3ターン続く。再度ハイパーボールからポッポを展開。
まさかのポッポ生存して1ターン返って来たため、ピジョットexからなかよしポフィンをサーチ。ニャビー2体展開。返しのターンでお相手が入れ替え札を引いた事によりタキオンビットでジーランス、ピジョットを差し出したらハイパーブロアーでニャビーが前へ。ガチグマアカツキの「マッドバイト」でさらにサイドを獲得。サイドは6-3。
返しにペパーを使い、ガオガエンexへ進化。カウンターキャッチャーで唯一ブーストエナジーの付いたテツノブジンexを取る。
お相手引き続き入れ替え札が引けず。ガオガエンexにダメカン刻んで終わり。こちらのターンでボスの司令からミュウexを取るついでにかがやくリザードンも設置。サイド残り2-3。
返しでサイド3枚取りができなかったようなのでボスの司令かえんばくで終わり。


4戦目:アロコンオーガポン

ジャンケン勝って先攻ニャビースタート。お相手はピィ(かわいい)。なかよしポフィンからポッポとニャビー2体目展開。ネストボールからビッパを出してニャビーに手張りエンド。返しで緑オーガポンex、イキリンコexを展開。しぶしぶの表情から打ったイキリテイクから博士の研究と入れ替えが落ちるのを確認。アロコンv2体と2体目のオーガポンex展開→にぎにぎドロー。
先攻2ターン目にピジョットexとビーダルまで進化してエンド。お相手もアローラロコンVstarへ進化したが前のニャビーを取りたくないみたいだったのでにぎにぎドローでエンド。
3ターン目にニャヒート置きしてニャビーのかじるを選択。返しにお相手がしびれを切らしてスノーミラージュ。
4ターン目にガオガエンexからカウンターキャッチャーを打つ。イキリンコexを撃破。サイド4-5。返しのロストシティ+スノーミラージュで4-3。
5ターン目に再度ガオガエンexへ進化。ベンチにかがやくリザードンを置き、マグマの滝壺を起動。サイドから引っ張ったボスの司令→ブレイズボムでサイド2枚取り。返しでもう一回スノーミラージュ。
ただ、盤面ができあがっていたためボスの司令→かがやくリザードンのかえんばくで勝ち。
この時点で全勝卓にて両者敗北が発生し、全勝1人になったため予選終わり。予選1位抜け。


トナメ1回戦:アロコンオーガポン(再戦)

気合いでじゃんけんに勝ち先攻選択。アロコン単騎スタート→最速スノーミラージュで負け確定なのでそこを避けたいと思いながらビッパスタート。なかよしポフィンからニャビー2体。さらにネストボールからポッポ置いて終わり。返しでベンチにアローラロコンv、オーガポンexを置いてみどりのまいからアローラロコンへエネルギーを付けて、にぎにぎドロー。
ここでの勝ちプランはガオガエンex、ダブルターボエネルギー、ふしぎなアメをビーダルからツモる事だったのですが引けないため番を返すと、ポケモン回収サイクロンとボタンからのアローラロコンVstar単騎でスノーミラージュ。勝ち筋が無くなったためドローGo。負けました。無理に決まってるだろ。



まとめ

私自身はTop8で終わりましたが、周りを見渡しても色んなデッキ達が群雄割拠している環境でとても楽しかったです。またこういう特殊フォーマットが出たら参加したいですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
何かあったらDMなどはこちらへ。@fandam0504

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