見出し画像

4238 ミライアル

事業内容

半導体関連のプラスチック成型事業を主力する企業。半導体部品は汚染や破損などに弱いので、それを防ぐ役割を持つ。半導体関連の需要が大きくなればミライアルの需要が高まるといった感覚でいいと思う。
実際6月8日の短信では前期は高付加価値の発注があったことにより好調だという記載があった。

鬼の自己資本比率

貸借対照表から自己資本比率を計算すると約80%というすさまじい数字が出てくる。会社として優良なのは間違いなく、従業員は倒産の心配はしてなさそう。また投資に関しても80億の設備投資を計画しているので、投資が利益に結び付いたら一皮むけそうな会社である。

今期は減益、減配

6月8日に出た決算では今期は前期と比べ減益となっているので決算後に株価は急落。ここで時価総額と営業利益予測(第2四半期は出ている)のバランスを考えると単純計算で通期22億。時価総額が150億円程度なので、大体15%(自分はこの比率はかなり気にする)なので、一枚買って放置したらそのうち上がらんかなと思う。

設備投資額は?

今期に関しては最大85億の設備投資を計画している。これが利益を圧迫している部分はあると思うが、逆に言うと長期的には持っておいても期待値はある。それに耐えるだけの流動資産をしっかりともっている。

現預金に関しては102億ということで(これを使うわけではないだろうが)、これだけでも設備投資のバックアップとしては十分。
ネガティブな側面としては今期に設備投資の効果が出るかと言われたらおそらく出ない。少なくとも市場はそこを評価していないので、将来にわたって評価される材料ではある。

総合的に握るならどうしても1年は見ておくことになる。

週足チャート

損切りラインとして赤のラインをもとに考えれば今の株価はリスクリワードとしてはありな線。設備投資が成功すれば2000円以上が妥当。

または指数に事件が起こって急落時に入るという手も取れる。動きもゆっくりなので一枚入って1年後に見るのもありかもしれない。

信用買残は?


今は決算期だから出来高が多いが、よく調べてみると普段の出来高は7万株程度なので、こちらは重い。いい会社ではあるのだが、買い残的に入るのをためらう会社ではある・

まとめ

メリット
・財務体質が最強クラスに良い企業
・週足的にはリスクリワードが低い

デメリット
・今期に設備投資の効果が出るかは疑わしい
・信用買い残は重いと考えている。

今回は以上です。株ムズイ(´・ω・`)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?