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もうどうにでもなれ

※この内容は全部きれいごとです

これまでずっと、自分を出さないほうがうまくいくと思い込んでた。
小さいころ、生まれ育ったブラジルでは自分のエネルギーや内側のパッションをそのまま表現して形にしたりすることがすごく上手だった。

わたしが笑えばまわりも笑顔になるんだーという確信があったから
毎日笑い、毎日ウキウキして過ごしていたのを覚えている。
たとえば、家にあるものや外から段ボールなどの資材を集めて車やおうちをつくったりするとか、
本当に楽しかった。
勉強も、ほかのことも自然と取り組めばすべて流れるようにうまくいったんだよね。
でも、クラスに2人くらいの割合だったかな?日系三世ということもあり学校で目立っていたのだと思う。
そのうち、気がついたらクラスのボスっぽい子からのイジメを受けるようになった。
学校で何かのゲームをしていてただ楽しくておもいきり遊んでいたんだけど、張り切りすぎちゃって、友達をちょっとケガさせちゃったことがあってそれも引き金になったと思う。
なんだか、すごくショックでうっすら自分への嫌悪感をもったのを覚えてる。
それが、「自分が全力を出すと嫌がれるし迷惑をかけてしまう」という意識を何となく最初に心に植えつかせてしまったんだよなあと思う。

9歳のときに日本に来たら、自然と日本語は覚えることができて、同時にまわりに馴染むこともできたけれど、多様性といった価値観がまだ一般ではない時代で、イントネーションが変だったり、ところどころノリが違うwわたしに対し、いつまでも「外国の異質な人」という認識を持たれる疎外感がなんとなくあった。
でも、今思うと、どこまでもオープンで良い意味でいい加減なブラジルと比べて日本は真面目で考え方も固いなあ...まったく違うなあとわたし自身が壁を作っていたのだろうな。
そこを敏感に察知して、自分を抑えるようになり、少しずつ自分の扉を閉ざしたかもしれない。
中学に入ると姉が事故死して突然いなくなりますます自分の殻に閉じこもる暗黒時代の扉がかわりに開かれてしまった。
病気の義父と毎日不安定な状態の母、「みんななんでそんな風に笑えるの?」学校の友達に対して心からそう思ってたし、
なんでわたしだけこんなんなの?ってかなり卑屈になってたし、
やっぱり自分は「異質」なんだと思い込んだのだよね。

「異質」な自分は目立ってはいけない。
みんなと同じことをしないと、みんなと溶け込まないと仲良くできない。
そう考えれば考えるほど人といるのも苦痛になり、その寂しさ、悲しさをどこにぶつけたらよいかわからず、自然とミュージシャンの追っかけ(今でいう推し活)をして現実逃避をしたり。
毎日をそれで埋めていれば辛くなく、幸せだったから。
高校に入ると、いつのまにか恋愛の深い関係でしか自分を出せなくなったり恋愛ばかりしていた。家が自己破産した大学時代は異常なお酒の飲み方をして発散するしか自分を保てなくなって気が付いたら大事な友人も離れていった。

仕事では自分を発揮したかった。
そんな想いが強くて、あらゆる場面で自分らしさを出そうと奮起した。
でも、あくまでもロジカルに。自分を出そうとしないで。調和をはかって。という風に言われるなかで、自分らしさとは何なのか、もはやわからなくなってた。
まるで機械のように・・・?
これもある意味必要なのだけど、自分らしさを出せたら絶対うまくいくのに確信があったのにその狭間でずっとモヤモヤしていた。

***

等身大で自分をさらけ出すと、人が離れていったり、傷ついたりするという思い込みがずっと強かったから。
自分を抑えたり人や環境に合わせて調和をとりながら生きるしかないのだ、と言いかせるようになったんだけど、ほんとうは、いつどんなときもどんな自分も受け入れてほしくてただずっともがいてたんだよね。
でもわかっているのは、ほんとうは環境のせいでもなく自分が出せない部分をわたしがそれでも出し切ることが大事だったんだということ。
自分でいられたらよかったんだということ。
だからいつも7割くらいがいいなというちょうど良いというところで抑える感覚から、(それでも幸せに生きられると思うけど)消化不良をずっと起こしてきた自分からもう一歩踏み出したい。
その先の10割近いところに行きたいんだよね。

だから、もういい。
まわりがどうなってもかまわない。

もうどうにでもなれ

と人生で初めて
強気にひらきなおることにした。


わたしのこのテーマは、8月31日に行われる講演会と繋がっている。
この講演会は等身大で生きている、生きたい人たちが一堂に集まる場。
わたしは、その世界にいる人たちと本音でつながり自分を発揮しながら生きていきたい。
わたしとこれまで関わってくれた人たちと今後一緒にこの世界を共有できたらすごく嬉しいなあと思ってる。

https://iamyouyouareme.net/


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