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動機

小学校の道徳の授業で
「いきてるって感じるのはどんなとき?」
という質問があって、
「まわりから信頼されてるって感じたとき」
と答えて、先生に「大人びてるね」と
感想をもらったのをふと思い出した。

子どもの時から人とのコアの部分と繋がりたくて
なんだか必死だった。
そこにアプローチをしたくて、自分なりのコミュニケーションを重ね、
それがたとえば「信頼」というかたちで
わたしに届いた感覚が持てたときはすごく嬉しかった。
そんな子どもだったゆえに
思い悩むことも多かったけれど。

これは今も変わってないなあと子育てや
最近の人との繋がり方で気づいた。

2歳の息子が最近
プラレールに夢中になっていて、
集中しすぎてよだれを垂らしながら笑
レールづくりに一生懸命に励んでる姿を見て、
親心かもしれないけど、
わたしができることはなんでもしたいなと
おもう気持ちになる。

その根底にいつも考えるのは、
今、息子のコアはどんなことなんだろう?
ということ。
毎日すこしずつレールの距離を長くしていて、
それができると満面の笑みで
「できたあ!イエイ!」
とハイタッチを求めてくる。
毎日ちょっとした壁を乗り越える
その時の小さな達成感、成功体験が彼の原動になっているのだ。
それがわかってしまったら、
わたしとしては少しずつレールのハードルを
あげていかねばと
せっせと新しいレールやパーツを日々仕入れている。
(譲ってくださる方いればぜひお願いします)

ほんとに甘々の親かもしれないし、
息子から信頼されているかはわからないけど、
あの「できたあ!」と言うときの達成感を
いつまでも味わって欲しいと願う。

大人になると子どもの時のような純粋な直向きさは
なくなっていくけど、
その分、自分の原動力になる、
生きてきた中での経験や感情が
必ずあるとおもう。
その原動力はかならずポジティブなものではないし、
悲しみや怒りや
さみしさだったりするけれど、その部分に触れたい。
その人がなぜゆえそれをやっているのか
コアに触れる瞬間が好きだし、深く繋がることで信頼関係を築くことを
いつも切望してる。
わたしの弱い部分がたくさんあり、共鳴させたいのかもしれないけれど。

バリバリ仕事ができるけど
ものすごく尖っていて本心をみせなかった上司に信頼を置いてもらい、
自身のコンプレックスや人生観を打ち明けて
くれたことで
その観念が今の仕事のスタイルに
繋がっているのかあと自分の中で落とし込めた時は、
子どもの時に答えた「いきてる実感」がした。

その後、三次元的な仕事だったりを通じて
コンプレックスや観念を手放すきっかけになったり、本来の自分を思い出す気づきになったりしたらすごく嬉しいのだ。

最近もそんな動機でうごく自分を俯瞰して
これがわたしの等身大の一つなんだろなとおもう。

社会に直接働きかけるようなしごとに
とても憧れてきたけれど、
でも昔から今までも
やっぱり自分の矛先はつねに人の心。
そこをベースにやりたいことをやろう。

そんな動機をもっと活用して
エネルギーを循環させていきたい。


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