温暖化対策したいなら節電じゃなくて〇〇を変えろ!
節電する前に電力会社を変えましょう
電力会社を変えてください。
もっと言うと東京電力・中部電力から電気を買わないでください。
2019年度の日本のCO2排出量は
家庭部門:4.8%
エネルギー転換部門:39.1%
となっています。
国民が家庭内で全力節電しても、全体の5%しか減らないんです。
(もちろん節電するに越したことはないですよ!)
一方、CO2排出で一番大きい割合なのがエネルギー転換部門。
ここを大きく変えることができたら、日本のCO2排出量は一気に減らせます。
日本の電力は汚いという事実
2019年時点で、日本の電力は石油石炭天然ガスといったCO2排出量の多いものを燃やしてエネルギーを得る火力発電が66%以上占めています。
その他の火力発電、原子力発電を含めると80%超。
つまり、日本の電力の80%は地球を汚して作られているということ。
これを送電しているのが大手電力会社の東京電力や中部電力です。
ここから買い続けているかぎり、日本のCO2排出量は減りません。
企業側も買ってくれる消費者がいるから提供しています。消費者側が動かないと企業も動きません。
また、石油石炭天然ガスはほぼ輸入で賄っています。
日本のお金が海外に流れる
自然豊かな海外の土地に採掘工場が作られ、環境が破壊される(途上国では工場建設に反対すると逮捕され、人権の問題も)
戦争などの理由で輸入ができなくなったらエネルギーを自給できなくなる
といった問題も孕んでいます。
クリーンな電力のみを売っている電力会社に乗り換えよう!
太陽光発電や風力発電といったCO2を排出しないクリーンな電力のみを取り扱っている電力会社はちゃんとあります。
詳しくは「パワーシフトキャンペーン」で検索。優良な電力会社一覧が載っています。
↑に載っている電力会社に乗り換えることで、
国民が再生可能エネルギーのみ買うようになる
企業・政府も再生可能エネルギーに切り替える方針を取る
CO2排出量が減る!
という流れを庶民から起こしていくことができます。
電力会社を変えることが、庶民にできる最良最善の地球温暖化対策の一手です。
しかし妙だな……
地球温暖化を研究・調査する真っ当な方の本やセミナーでは、こうした「電力会社を変える」というアクションが地球温暖化対策として紹介されます。
しかしGoogleで「地球温暖化対策」で検索すると真っ先に出てくるのは、節電、節電、節電、公共交通機関を使う、野菜を食べる……。
テレビや駅の広告で「電力会社を変えましょう」と言っているところ、見ないですよね。節電しか言わない。
なんでだと思います?
と、疑問を投げかけて終わりにします。
ちなみに日本の報道の自由度は全世界70位で、G7最下位です。
真実は自分でつかみにいきましょう。
参考資料: