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セーラー万年筆 顔料インク 蒼墨

 万年筆の話の続きをする。


 私が使用しているセンチュリー3776には、セーラーの顔料インクである極黒を入れていた。


 染料インクではなく顔料を使うなんて、色の選択肢も少ないし、書き味も楽しめないと思う人もいるだろう。
 しかし私は仕事で万年筆を使用しており、滲むとめんどくさいので顔料インクを使っている。そもそも腱鞘炎を痛めないために使用を始めたのが最初なので、目的が違うというのもあるが。

 そして今回、極黒のボトルの中身が無くなったため、新しく買うことになったのだが、実は私はボールペンでもブルーブラックを使うのが好きで、あまり真っ黒な色は好みでない。なので極黒以外を買おうと思っていた。
 ただ、仕事で万年筆を使うので、あまり派手な色にはできず、どうしても青形の色になってしまう。そこで選んだのが同じシリーズの色違いである蒼墨だ。


 この選択は大正解だった。
 暗い色だが真っ黒ではないし、顔料インクなのに濃淡も出る。そういう点で極黒より面白いインクだ。普通の黒に飽きた人には是非おすすめしたい。


 色の参考になる動画はこちら



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