バルサンは霧タイプがおすすめ
部屋全体の殺虫を行えることでおなじみのバルサンだが、3種類のタイプがある。
ポケモンみたいだが、それぞれ煙タイプ・水タイプ・霧タイプとなる。
先日引っ越す前に、新居の部屋に何もない状態で一度バルサンをしておこうと思って色々調べたのだが、霧タイプが良いのではないかという結論に至った。
それぞれの特徴について紹介したい。
プロEXと通常版
先ず大前提として、バルサンにはプロEXとそうでない通常品がある。
プロEXは医薬品で「ゴキブリ、ダニ、ノミ、ハエ蚊、トコジラミ、イエダニの駆除に限定」される。
対して通常品は雑貨品扱いなので、「カメムシ、ダンゴムシ、ショウジョウバエ、ガなどの不快害虫用」になる。
この2つは大人の都合(薬機法)で分かれており、雑貨品は医薬品と同じ成分を使っているとあるが、「ゴキブリ、ダニ、ノミ、ハエ蚊、トコジラミ、イエダニ」への効果は保証されていない。
ウェブサイトにも苦しそうな説明がなされている。
バルサンをする目的としては、ゴキブリの駆除がメインになるだろうから、ここはプロEXを買っておくべきだろう。
煙タイプ
ここまで長くなったが、各タイプの簡単な説明をする。
煙タイプはマッチに火をつけるようにこすって火を起こして、発生させた煙で殺虫するというもの。
煙が部屋全体に行き渡りやすいので、殺虫の効果は高い。
しかし、煙なので部屋の壁にヤニがつく可能性がある。
また、火災報知器に反応してしまうので、火災報知器にカバーを被せるなどの対策が必要となる。カバーは付属するので、火災報知器の数だけバルサンを買えば、別途用意する必要はない。
水タイプ
水タイプは、水に反応して煙を出す薬剤を使用する。
火を使わない分は安全性が高いが、煙が出て本体が熱くなるのは煙タイプと同じ。
煙タイプほどではないが、壁にヤニがつく可能性はある。
こちらも火災報知器に反応するため、対策は必須。
霧タイプ
霧タイプは殺虫剤がスプレーから出る。スプレーのボタンを押すだけなので最も簡単に使える。
しかし、霧が部屋全体に広がりにくいので他のタイプと比べると効果は薄い。
また、煙は出ないので、火災報知器には反応しないが、スプレーにガスを使っているのでガス漏れ検出器には反応する。
やはり霧タイプが簡単
ここまで調べてから、今回は霧タイプで十分だという結論に至った。
ボタンを押すだけで使えて、火災報知器に対策を施さなくてよいというところが非常に便利なのである。特に集合住宅に住んでいる人に適しているだろう。
私の今回の場合は入居前なので、椅子や脚立などの物が全く無く、天井にある火災報知器にビニール袋を被せることが非常に難しかったのだ。
他のタイプよりは効果が薄いが、広い部屋にはその分数を増やせば良いだけだし、唯一反応するガス漏れ検出器も、付いている家庭はそんなにないのではなかろうか。
他のタイプと比較して若干価格は高いが、それだけの価値はあると思われる。
アパート・マンションに住んでいる人にはぜひ霧タイプを勧めたい。
ドレンキャップも忘れずに
防虫と言えば、室外機にドレンキャップも忘れないようにしたい。バルサンからは薬剤が練りこまれたドレンキャップが販売されている。
ちなみに、バルサンは2018年にライオンからレックに譲渡されたらしい。知らなかった。
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