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コバインキは必要なのか

 革靴を履いていくと、コバの部分が削れて色が薄くなってしまう。
 これを補色すると靴全体が締まって見えるので、メンテナンスの時に色を入れ直すのがいいだろう。

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 私は今まで靴クリームやワックスで代用していたが、今回コバ専用のコバインキを買ってみた。
 コバインキは各社から発売されており、瓶にスポンジが浸されているタイプが一般的な気がするが、サフィールのペンタイプのものが便利なように思ったので、これを選んだ。


 このコバインキを使ってみた感想としては、綺麗に色が入る反面、手が滑るとアッパーの革についてしまうので、少し慎重さが必要になる。
 靴クリームかワックスは手で塗り込むので、アッパーに付いてしまうことはなく、こちらの方が気軽ではある。

 ただし、靴クリームやワックスにはロウが入っており、コバに塗った後にロウがボロボロと落ちてくることがある。
 対してサフィールのコバインキの成分は水性顔料ワックスなので、ロウが剥がれてくる心配は少ないようだ。ただし、水性なので水に濡れると落ちやすいというデメリットがある。どの程度水で落ちるのかはまだ分からないが、雨の日専用の靴には使いにくいだろうか。


 ちなみに、コバインキを浸透させやすくするために、先にやすりで表面を削ってからコバインキ塗る方法もあるようだが、このサフィールのコバインキはやすらなくてもちゃんと色が入ってくれる。
 やすりでアウトソール部分はまだしも、ウェルトを削ってしまうとオールソール可能な回数が少なくなり、靴の寿命を縮めてしまう可能性があると思っているので、素人の私としてはちょっとやりにくいので助かっている。

 なお、コバインキの代わりにマッキーを使うという方法もあるようだ。成分的にも問題無いらしい。


 コバインキは必要かと言われれば、クリームで代用できるので、無ければ無いでいいだろう。ただし、綺麗な色に仕上げたい場合はコバインキが優れている


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