新入社員が買うべき革靴1選
先週から引き続き、革靴の話を書こうと思う。
スーツを着るような会社に新卒で入る人も、最初は適当な革靴を履いていると思う。
そこからある程度の金が貯まって、革靴を買うなら何が良いだろうか。
何も考えずにシャインオアレインで良いと思う
私は過去の記事でも何度も書いている通り、スコッチグレインのシャインオアレインだと思っている。その理由について述べていきたい。
ちなみに、EウィズのシャインオアレインⅣと、3EウィズのシャインオアレインⅢがあるので、個人の足に合う方を買えばいい。
雨の日でも対応できる
シャインオアレインの最大の特徴は撥水レザーを使っていることだ。そのため、雨の日に履いても、きちんと乾かしておきさえすれば問題はない。
撥水レザーでない通常の革靴は、雨に降られて乾く時に必要な水分も蒸発してしまうので、デリケートクリームで水分を補給してやる必要がある。
しかし、この靴はそういうメンテナンスを必要とせず、定期的な栄養補給で十分である。
雨が降るかもしれない日であっても、何も考えずに履いていけるのは便利だ。あとは折り畳み傘を鞄に入れておくだけでよい。
修理頻度が低く、長く使える
シャインオアレインの靴底はグラスファイバー入りのラバーソールのためすり減りにくい。修理は3足買ってローテーションすれば、踵のトップリフト交換までは3-4年で、オールソールまでは6年くらいだろうか。
修理の際は、街の修理屋に出してもいいが、匠ジャパンというスコッチグレインの関連会社で、純正のメンテナンスを受けられることも魅力である。
とにかく修理頻度が高くないことが優れている。ラバーソールでグッドイヤー製法の靴の中でも、特に長く使っていける靴だろう。
価格も決して高くはない
2022年9月から値上がりしてしまうのだが、税込35,200円という価格は、修理しながら10年以上使っていけることを考えれば、決して高くないだろう。
本格的なグッドイヤー製法の革靴が3万円台からだと言われている中で、これだけの機能の靴が35,200円というのはありがたい。
少し重くて、磨いても光らない
欠点は少し重いことだろう。撥水レザーが重いのか、ラバーソールが重いのか分からないが、スコッチグレインの他のレザーソールの靴と比較すると明らかに重たい。慣れの問題もあると思うが、長時間履いていると疲れてくる。
あとは、磨いてもそこまで光らないことに注意が必要だろう。撥水加工がされている革は光らせるのが難しい。靴磨きが好きな人にはデメリットになるかもしれない。
何足揃えるか
何も考えずに3足買ってローテーションすれば、カビなどのトラブルも起きにくいだろうが、革靴にハマると他にも靴が増えていくので、とりあえず雨の日が続いても凌ぐことができるように、2足持っておけばいいと思う。
それからシャインオアレインを買い足すか、晴れの日に履く用の靴を買うか考えればよいだろう。
初めて購入する時は複数足を一度に買うのではなく、1足だけ買って2-3ヶ月様子を見た方がよい。スコッチグレインは中底にスポンジを使っており、コルクよりは沈み込みにくいが、やはり適切なサイズは履き慣れてくるまで分からない。
とにかく1足買ってみて欲しい
この記事を新入社員が見ているとは思わないが、もし見ていたら是非検討してみて欲しい。
直営店でなくとも、百貨店に置いてあるところは多いので、先ずは試しに試着してみることをおすすめする。
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