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XCOM: Chimera Squadを遊んでいる

 2020/4/24に発売されたXCOM: Chimera SquadというゲームをSteam買って遊んでいる。発売して間もないが5/2まで50%オフだったので、定価2,200円のところ1,100円で購入することができた。多少誤訳(というかタイプミス)があるが、日本語化もされている。

 XCOMを知らない人のために軽く説明すると、ターン制のシミュレーションゲームで、1作品目のXCOM: Enemy UnknownはエイリアンからXCOMと呼ばれる超国家的軍事組織が地球を守る話。
 2作品目のXCOM2は1作品目でエイリアンに地球が占領された世界線でXCOMの生き残りがレジスタンス活動を行う話。
 3作品目にあたるXCOM: Chimera Squadは、2作品目でエイリアンの占領から開放された後、エイリアンと人間が共存している世界で、ある都市に派遣された特殊部隊のような立場で陰謀を暴いていく話。まだクリアしていないので結末は知らない。

 今作はUIの操作感も改善されているが、特にゲームシステムが大幅に刷新されている。

ターン制ではなく、タイムラインに沿ってユニット毎に行動する

 前作までは自分のターンと敵のターンが分かれていて、自ターンのユニット行動順は自由に選ぶことができたし、それが戦略の要だった。しかし今作は、画面右上のタイムラインと呼ばれる行動順によって、ユニット毎に行動することになる。FF10のカウントタイムバトルと同じシステムだ。この行動順は後述の突入フェイズの順序によって変化する。 

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突入フェイズの追加

 前作までは1つのミッションは同じマップで行われ、敵は複数のグループに分かれて行動していた。そして個々の敵グループと接敵する前に、敵のぎりぎり視界外で監視した上で接敵して先手を取ったり(XCOM1)、潜伏ユニットで偵察してから接敵(XCOM2)しないと高難易度では話にならなかった。
 しかし、今作では1回のミッションに複数のマップがあり、基本的に敵を殲滅したら次のマップへ進むことになる。マップ開始時には突入フェイズというものがあり、先手を取った状態から始まる(反撃も受けることもある)。そして、この突入順が後のタイムラインでの行動順となる。
 このシステムによって、今までひたすら監視をしながら少しずつ進んだり、敵グループの視界内に入るかどうかを気にしながら進んだりする必要がなくなった。

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1人でも死亡するとゲームオーバー

 前作にはユニットが死亡しても直接ゲームの勝敗に影響がなく、高難易度の前半では、ある程度使い捨てでユニット運用することが前提だった。
 しかし、今作は味方ユニット(アンドロイドを除く)が死亡するとゲームオーバーになってしまう。と言っても、基本的に死亡の前に失血状態になるので、死亡までに安定化させればゲームオーバーにはならない。しかし失血状態になると、スカーと呼ばれるデメリットが残り、デメリットの治療には日数がかかることになる。


スキルはクラスではなくキャラクター固有

 前作では遊撃兵・技術兵・狙撃兵・グレネード兵のようにクラスが分かれており、クラスが同じであれば昇進時に同じスキルを取ることができた。しかし今作ではクラスが無く、スキルはキャラクター毎に異なる。キャラクターは11人いるらしく、特定のタイミングで3人の候補から1人を選んで追加していく。誰を選んで育てていくかも重要になってくる。

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カメラのズーム機能が追加

 個人的に最も嬉しかった変更は、マップのズーム機能が追加されたことだ。前作まではカメラの高さを上下に動かすことはできたが、ズームイン/アウトはできず、情報が画面に入りきらないことがあった。そこが改善されているのは非常に便利である。


 総評としては、スピーディな進行ができるゲームになっている。
 前作をプレイした人は少し変わったXCOMが楽しめる。前作を未プレイの人はXCOMのゲームシステムに慣れる必要があるが、2,200円なので興味があれば試しに買ってみても良いと思う。

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