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革靴のオールソールはレンデンバッハかビブラムでやるべき?

 最近はてなブログで、コマツという方が書いている靴についてのブログを発見した。

 ブログの名前は「元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。」となっている。


 靴修理店に勤務されているようで、記事の内容は革靴だけでなく、スニーカー・女性靴・鞄の修理など幅広い。

 1年以上毎日更新されており、記事数が多くて流石に全ては読み切れないので、ある程度ピックアップして読んでいるが、非常に参考になっている。
 その内容について共有してみたい。


革靴のオールソールは何を選べばいいのか問題

 このブログではオールソールについて何度か話題に上がっており、どの素材でオールソールすれば良いのかが書かれてある。

 結論としては、革底の場合はジョーレンデンバッハ(JR)、ゴム底の場合はビブラムが良いとのこと。
 例えば以下の記事に書かれてある。(これを読めば私の記事はこれ以降読まなくてもいい)


革底はレンデンバッハ

 レンデンバッハのレザーソールはよく知られた素材だろう。
 オークから取れたオークバークタンニンを使って、1年間鞣されており、摩耗に強く耐久性がかなり高い。私もその評判は知っていた。

(出典:https://www.lederfabrik-rendenbach.de/1/jr-leather-products/split-bends-necks-and-cut-products/zahmvache-products/)


 しかし、私は革靴はスコッチグレインしか持っておらず、メーカーで修理してくれるので、いつもオールソールは直営店に持ち込んでいた。
 そうすると元々付いているソールに交換することになり、レンデンバッハでのオールソールはできず、まだ試したことがない。

 スコッチグレイン純正のオールソールはトップゴムレザーソールで14,300円となる。
 郵送の場合はこれに片道の送料が追加でかかってくるが、一般的な修理店でオールソールするよりもかなり安いと言える。

 それに対してレンデンバッハでのオールソールは、オレンジヒールという店だと、22,550円となる。(この店は私がいつもつま先の補修や、スコッチグレイン以外のヒール交換に持ち込んでいる。)
 他の店でも調べてみたが同じような価格だったので、このあたりが相場なのだろう。

 スコッチグレイン純正の修理と比べて約8,000円高く、一般的な修理店のレザーソールでのオールソールと比べて約5,000円の追加料金がかかる

 ソールの寿命が伸びるのであれば、レンデンバッハでやっても良いとは思っているのだが、35,000円の靴(スコッチグレインのベルオム)に22,000円の修理は正直やりすぎかと思ってできていない。
 将来的に46,000円のオデッサあたりを買ってオールソールするときにレンデンバッハにしようかと考えている。


ゴム底はビブラムから選べばよい

 次にゴム底の場合だが、ビブラム一択と書かれてある。
 (ビブラムといっても色々種類があるが、元々のソールに似たものを使えば良いのだろう)

 特にビブラムダイナイトよりも耐久性があり価格も安いとのことだ。
 価格はオレンジヒールだと確かにダイナイトが3,850円に対して、ビブラム2055が3,300円と安くなっている。

(出典:https://fans.exblog.jp/30953522/)


 私はトリッカーズのバートンでダイナイトを履いており、確かにトップリフトがすぐに削れるなとは思っていた。
 今までは何も考えずに、元々付いているダイナイトで交換してもらっていたが、次はビブラムの2055でやってもらおうと思う。



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