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連載小説「光と影」第2章 米国へ 12:同時多発テロの勃発

 富雄はラスベガスに着いた。街はどこかひっそりとしていた。

 すぐに彼はネットのつながるカフェに入った。そこではすでに人だかりがあった。テレビの前にみなそのニュースにくぎ付けになっていた。


 ある者は叫び声をあげ、そこから立ち去るものがいれば、ある者は茫然とその場に立ちすくんでいた。

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