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連載小説「光と影」第2章 米国へ 7:白人と黄色人種

 その晩、富雄はふとメキシカン料理店で出会った白人の女性のことを思った。彼にとって白人の女性と接し、会話を交わしたのは初めてであった。それゆえか、かなりのインパクトがあった。


 青い目。金髪の髪。そして快活ぶり。彼にとっては、このアメリカ旅行に匹敵するほどの、衝撃でもあった。
 さらに、


 「どうして、こうも、肌の色つやが人種によってことなるのか。どうして、目の色が違うのか。髪の色が違うのか。」

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