遠野莉緒奈の「SprING」を聴いて

はじめに

 去る2020年5月16日の21時、個人Vtuberグループ【Date+Links! 】所属、遠野莉緒奈の初のオリジナルソング「SprING」がプレミア公開された。この記事ではその感想をつらつらと書いていく。

遠野莉緒奈「SprING」

歌:遠野莉緒奈
作編曲:恵比寿マイ(Over Head Act)
作詞:Date & 鏡マサカズ(Over Head Act)
音源制作:Over Head Act
イラスト:柳すえ
動画:花ヶ崎あお

感想

 まずOverHeadActってこういう音楽も作れるんだなってことにびっくりした。今回作編曲を担当したのは恵比寿マイさんという普段はTechnical staffとしてクレジットされてる方なんだけど、作曲する人によって毎回違った魅力を見せつけてくれるOverHeadActってすげぇバンドだわ。

 「SprING」はバラード調のメロディに優しい遠野の歌声がマッチした非常にエモい仕上がりになっていて、特にラスサビの入りでは鳥肌が立った。歌詞も全体的に切なくて、イメージとしては春という出会いと別れの季節に「誰か」を想って歌うって感じだ。

 作詞には遠野のママであるDateさんが一枚噛んでいて、「今は届かなくても 貴方に聴いて欲しい歌があるんだ」っていう詞には深読みオタクとしては色んな感情籠もってるんだろうなあと勝手に涙腺をぶっ壊されたりした。

 MVは同じ【Date+Links! 】所属の花ヶ崎あおちゃんが担当していて、柳すえさんのイラストと明と暗の歌詞のイメージに合わせた淡く儚げな映像効果と構成ですごく惹きつけられるMVになっていた。

 最後に遠野自身について少し。実は僕はあんまり遠野の配信には顔を出していなくて、そんな自分が「普段の」と言うのはおこがましさを感じてしまうのだけれど、それでも「普段の遠野莉緒奈」と「歌っている時の遠野莉緒奈」って全然違くない!?って困惑してしまうよね。遠野の常連リスナーでもあるてんパードちゃんさん達も困惑してたもの。
 でも、普段がどんなに芸人気質だったりコミュ障こじらせてるように見せてても、あんなにも歌に感情を込めて優しく清楚で綺麗に歌い上げられるんだから遠野莉緒奈って人はそういう部分も確かに持ち合わせている人なんだろうなって思うよ。

 遠野莉緒奈がたくさんの人達に支えられて、愛されて、そうやって出来上がった初のオリジナルソング「SprING」。僕はただのいちリスナーではあるけれど、この曲も遠野と同じようにたくさんの人に愛されて聴かれるよう願っているよ。遠野、大好きだよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?