古代エジプトについて詳しくない人が”ツタンカーメンの青春”展に行ってみた結果…

注意:ここに記載されている内容は全て個人の感想であり、考古学的裏付けは何もありません。

皆さんこんにちは。古代エジプトに関して知識がない者です。知識はないのですが、古代エジプトってなんかロマンありますよねー。ピラミッドにスフィンクス、王家の谷、アブシンベル神殿などなどKOMATSUもキャタピラーもないのによく作ったもんだなーと感心してしまいますね。
また最近河江先生のYouTubeのチャンネルを見ており、その中でたまたま今回の展示がやっているということを知り、さらにたまたま会場が所沢と比較的近所だったこともあり、行ってみるかと重い腰を上げました。

まず入る前にこの建物がすごいですよねー

ツタンカーメンの青春展の会場はこの1階です。下のほうにあるからかエアコンが結構聞いておりますので、トイレ行ってからいったほうがいいですよ。

若干外見にビビりながら入ってチケットを購入しようとしましたが、お値段2400Yen也。うーん帰ろうかと一瞬思いましたが推しのYoutuberへのお布施ということで購入を決意。いわゆるスパチャというやつですね。

写真撮り忘れましたが、入り口のところで河江先生のショートムービーを見ることができますので、それを見てから会場へINしました。

会場は序章~4章までの構成になっていまして一番初めの強制イベントの序章はツタンカーメンのお墓を発見したカーター博士が見たとされる"すばらしいもの"を見ることができます。こちらにつきましてはまあ、Youtubeでも見ることはできるのですが、実際に自分で覗いてみることで感じるものもありましたね。古の未盗掘(未盗掘とは言っていない)のお墓を見つけた時の博士の感動を追体験できるのもいいものですね。

その隣に展示されているのが番人の像。

古代エジプトに限らず兵馬俑とか日本の古墳とかでも番人的な像を配置しがちですよね。ここら辺の考えは全国共通で死者を永久的に守ろうと考えていたのではないでしょうか。また、このスカートっぽいもののふくらみは何でしょうか?河江先生のチャンネルでCTスキャンしたけど中には何もなかったみたいな話があったけど確かにこの中になんか入っているんでね?と思うのもうなずけますね。
なおこの配置はおそらくカーター博士が実際にツタンカーメン王墓を発掘した際に見た順になっているのだと思っております。

この番人を過ぎるとなんだか色々な絵が描かれている壁画が

右半分が葬式の際の儀式、左半分がこれから神になるツタンカーメンを迎えるヘリオポリスの神々を描写しています(100%妄想です)
神々の図とその後ろには死後の世界に関する何かが描かれている
(100%妄想です)

そもそもヒエログリフなどさっぱり読めませんので、何が書かれているかわかりませんが、ここがお墓ということを考えると儀式、神、死後の世界を描いておくのが無難なのでしょうか。

この空間を抜けるとまず右手にチャリオットが。

キンキラキンのチャリオットで、パンフレットによると儀式用なんだとか。さすがにこんな目立つ色で戦闘せんか…
中心には隼のような鳥と太陽を表していそうな丸い円盤が掲げられています。まあエジプトと言ったら隼、太陽、フンコロガシですからまああっているでしょう。

裏手に回ってみるとなんと床がないではないですか。と思ったのですが、飾りに着目すると正面同様一番上に太陽と隼、その下に3つのカルトゥーシュが刻まれております。どれかがツタンカーメンでしょう。てすり?の部分には太陽とフンコロガシとアンクが大量に書かれていますね。これだけ見ても当時のエジプトの人が何を神聖としていたかがわかるような気がします。

次に見たのが少年王の首飾り?なのでしょうかアクセサリーが並べてありましたので見てみました。こちらも太陽とフンコロガシが描かれています。また一番下の弓なりの部分はおそらく船を表しているのでしょう、たぶん。
クフ王のピラミッドで太陽の船が見つかっていますが、古代エジプトの人は太陽は天を翔ける船が運んでいると考えていたのではないでしょうか。まあ、ぶっちゃけ今でも太陽が動いていることに関して地球が時点しているからということを学ばなければそう考えてもおかしくないかなぁとは思っています。


次に見たのがツタンカーメンが座っていたとされる椅子ですね。背もたれの部分にツタンカーメンとその奥様が描かれており、二人を祝福するように太陽の光が注いでいます。

それはともかくこのサンダルめっちゃ歩きにくそうですね。


そしてこれが今回の展示の名物であろうツタンカーメンの黄金のマスクとそれが入っていた黄金の厨子になります。こんなのが入っていたらびっくりするのもわかりますねぇ。以前中尊寺にも行ったことがあるのですが、それよりも衝撃的なのではないでしょうかね。おそらく壁面にはエジプトの神々とその加護がありますように、来世で復活するような祈りが描かれているのではないでしょうか。読めませんのでただの妄想ですが。

ひとつ疑問なのですが、この厨子+棺なんですが、マトリョーシカのように入っていたそうです。これ一番手前の箱ん中に入りきります?旅行帰りのキャリーケースぐらい入らなそうなんですけど。

2章のミイラと死生観ゾーンでは同様にキンキラキンの副葬品?を見ることができます。下の部分は神が人に対して生命(アンク)を与えることで永遠の命を得ているところの図なのかなーとか思って撮影しましたが、実際はどうだかわかりません。

また、ツタンカーメンの埋葬状態を知ることができます。

3章はヒエログリフに関する説明を見ることができます。非常に暗かったので写真はありません。
個人的には英語もまともに読めないのにこんな絵文字みたいなやつよく解読できたなーと思います。私は教科書があっても読めないと思います。

4章はエジプトの信仰に関する説明になっております。
当時のエジプトは多神教から一神教、そしてまた多神教にと激動の時代だったそうです。今の宗教感ではわかりませんが、当時の宗教改革は明日から日本はイタリアになりますみたいな感じなのかなぁとか妄想を膨らませることができます。それか四季や朝夕が逆転するような天変地異のように感じたのかもしれません。それとも民主党が与党になったくらいのことかも…

ここではそんな神々の像を見ることができます。そういえば日本も多神教ですが、この神様はこれをモチーフにしている的なものないですね。

とりさんかわいいねと思っていましたが、家帰ってパンフレットを見たところ隼の神なんだとか。

また、アテンを表す太陽円盤のジャンボサイズが展示されており、それを宗教改革の父かつツタンカーメンの父であるアクエンアテンの像が見ています。何を思って彼は一神教にしたのか、聖職者の権力とかあったんですかねぇお偉いさんも大変だと思いながら眺めておりました。

古エジプトについて詳しくない人が”ツタンカーメンの青春”展に行ってみた結果…
エジプトに関してはあまり詳しくはないのですが、当時の人が何を感じていたのか、何を神聖視していたのか、彫刻があと一歩で完成の時にミスった時の何を感じたのか考えながら作品を見ていくのは楽しいものでした。

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