先読み!ChatGPTを読んで

今流行りのChatGPTについて、本を読んでまとめてみた。自分は仕事にChatGPTは特に使っていないのだが、今後ChatGPTを使えるか使えないかで生産性が段違いみたいな記事を読んで、そんなに使えるならちょっと触ってみるかと思い触っては見た。が、いまいち活用方法はわからなかった。文を生成できるとか、自分で文章打った方が早くね?と思ったので、とりあえず本を読んでそのすごさをご教授願おうと思ったわけである。
確かにキャッチコピー等のアイデアが多く必要な分野では活躍しそうだなと思う。あとメールの返信。多くの人とやりとりしなければならない人にはいいかもしれない。
そしてこのnoteにおいてもAIアシスタント機能があることを思い出し、せっかくこういう記事を書くのだからと使ってみることにした。

AIアシスタント レビュー「もっと読まれるように」

このようにすると、もっと読まれやすくなるかもしれません。- 読者にChatGPTの魅力や便利さを具体的に伝えるために、自分が実際に使った場面や活用方法について詳しく説明してみてはどうでしょうか?- ChatGPTが使える分野について、より具体的な例や事例を紹介することで、読者がイメージしやすくなるかもしれません。

  • 読者が「触ってみるか!」と思えるように、ChatGPTを使って得られるメリットや楽しさを、分かりやすく説明していただけると良いかもしれません。

  • 「自分で文章打った方が早くね?」という読者の気持ちに対し、「ChatGPTの活用によって、よりクリエイティブなアイデアや、より自然な文章が生成できることを伝えてみてはいかがでしょうか?」- ChatGPTを使った具体的な活用方法について、一緒に試してみるように提案することで、より読者が興味を持つことができるかもしれません。 「ぜひ一緒に試してみませんか?」

とまあ上の文が、冒頭の文をアシスタント機能の1つである、レビュー機能で「もっと読まれるように」でレビューしてもらった結果である。
確かにアドバイスとしてはなかなか具体的である。が、実際私が聞きたかったのはこの冒頭の文が掴みとしてどうか、といった点であり、次に続く内容についてアドバイスが欲しかったわけではないのだ。
とりあえずは、このレビュー機能は全文を書き上げてから使った方がいいということはわかった。
なんだか本の内容なのかAIアシスタント機能のことなのかよくわからなくなってしまいそうなので、今回の記事では本の内容についてを今後書いていこうと思う。
それでも、AIアシスタント機能は極めればなかなか面白そうだ。特に気になったのは、レビュー機能の「炎上リスクの確認」である。自分は炎上するほどの知名度でも記事でもないので使うことはないが、頻繁に記事をあげるインフルエンサーの方々には良い機能なのではないかと思った。あとは下手なことを書けない企業とか。proの機能なので無料会員は使えないので試せないのが少し残念。長くなってしまったが今度こそ本題のChatGPTについてまとめていく。

ChatGPTとは何か?

ChatGPTとは、チャット形式で文章を生成できるAIサービスのことである。そしてこのChatGPTは、GPTというAIモデルを使用している。これは「Generative Pre-trained Transformer」の頭文字をとった、OpenAIが作ったAIのモデルであり、直訳すると事前学習モデルという意味である。モデルであって、AI本体ではないというのがポイントだと思っている。
AI本体というのはいわゆる脳みそであって、その脳みそに最初は何もデータは入っていないのだ。考え方だけがはいっているイメージだろうか。
そして、そのAIがモデルとなるためには、大量のデータが必要なのである。人間で言うと、ある人間がその人間となるにあたって体験してきたたくさんの行動が大量のデータにあたり、その行動が脳みそに刻まれているからこそ、一人の人間というモデルが完成している。
というわけで、AIモデルの開発は大量のデータを学習させることが必要なのである。なので、AIモデルの開発ができる組織は限られていた。しかし、GPTは、このAI本体と大量のデータをセットしてあらかじめ学習させることで手軽に使用できるようにしたAIモデルで、これをOpenAIは世間へとリリースしたのである。そのおかげで、APIとしてGPTを使った様々なサービスが各所で生まれ、世間でも騒がれるようになったのだ。

※ちなみにAPIとは、プログラムを外部のアプリケーションに組み込むためのしくみで、APIを利用すればGPTの中身を詳しくわからなくても、GPTを利用した自社サービスの開発ができる。

OpenAIとは

ChatGPTを作ったOpenAIは、投資家たちによって設立されたAIを開発する研究機関である。
非営利法人であるOpneAI Inc.、その下にOpenAT LPという営利法人があるらしい。
OpenAIはChatGPT以外にも様々なAIを開発している。

  • DALL・E2 (画像生成)

  • Whisper (音声認識)

  • Point E (3Dモデル生成)

以上が例である。もしかしたら他にもあるかもしれない。

何がすごいのか?

連続した会話ができる

Web検索やチャットボットとの会話では、前の検索結果を踏まえて次の検索結果が変わるということはない。「首都圏 温泉」と検索して、首都圏では範囲が広すぎるからといってそのあとに検索窓に「1時間以内」とだけ検索しても、最初の「首都圏 温泉」を踏まえた内容にはならない。
ChatGPTは、本当に人間と同じように、前に質問した内容を踏まえて後の質問も回答してくれる。

首都圏のおすすめの温泉教えて
C「1 野天湯 玉川温泉(東京都世田谷区)
   2 湯けむりの森 自然散歩(埼玉県越谷市)
  以下省略(10個候補をあげてくれた)」
1時間以内のところは?
C「1時間以内ということであれば、以下の温泉がおすすめです。
 1.湯元館 草津温泉(群馬県草津町):草津温泉街から車で約45分程度。
 以下省略(4つあげてくれたが、どこから1時間というのを書かなかったため出発地がバラバラであった)」
新宿から1時間以内のところは?
C「新宿から1時間以内で温泉を楽しむなら、以下の温泉がおすすめです。
 1.小岩井温泉 桜井館(埼玉県秩父市):西武池袋線秩父駅から車で約50分。
 2.東松山温泉 中村屋(埼玉県東松山市):西武狭山線東松山駅から車で約30分。
 3.玉川温泉 野天湯(東京都世田谷区):小田急線経堂駅から車で約20分」

上の太字の部分が入力部分であり、その他の部分がChatGPTからの回答である。また前提として、今回はChatGPTを利用したLINE上でのサービスであるAIチャットくんを使用した。
最初の質問が首都圏のおすすめの温泉ということを前提に、2問目、3問目でもわざわざ温泉というワードをださなくても温泉の話だとわかっている。
なるほど、これは確かに人と会話しているように質問ができるし、答えてくれた内容を深堀することも簡単である。Web検索では難しい、情報に1つ1つフィルタリングをかけていくといったことが可能なのだ。
※と言っても、今回の場合新宿から1時間と言ってるにも関わらず別の駅を指定しているあたりまだまだ質問が的確でないと思われるが、、

生成される文章のクオリティが人間とほぼ変わりない

時々あれ?と思うことはあるが、基本的には正しい文法で言葉をつなげている。グーグル翻訳のような違和感は皆無である。また、従来のAIは既存の文から内容を抽出したものが多かったようだが、ChatGPTはその場で文章を文字通り生成している。そのため、同じ質問をしても、その都度帰ってくる答えは違ってくる。それが良いか悪いかは別として。

チャットボットとは何が違うのか

チャットボットというのは、あらかじめ答えを用意し、入力された質問を判別して最も合っていそうな答えを選択して出力する、ルールベースというしくみで動いている。回答はその場で生成しているのではなく事前に用意されたものなので、同じ質問をすれば返ってくるものは同じである。
SiriやAlexはこれにあたる。多分。

ChatGPTのしくみ

しくみについては、私も簡単にしかわかっていないが、
入力⇒自然言語処理⇒機械学習⇒結果
といった感じで処理が行われているらしい。
自然言語処理・・人の言葉をコンピュータが理解できるように変換
機械学習・・教師あり・なし学習、強化学習、深層学習の総称。
教師あり学習・・正解・不正解ラベルがついたデータをコンピュータに渡して学習させる
教師なし学習・・ラベルの無いデータをコンピュータに渡して自分で学習させる。
強化学習・・ゲームなど決められたルールの中でできるものを繰り返しやらせて、結果に対して報酬を与える。
深層学習・・処理が何層にも連なり結果を出力する。入力層と出力層の間は中間層と呼ばれ、中間層はブラックボックスとなっている。
ファインチューニング・・ベースとなるモデルを会話形式でより自然な回答ができるようにする調整のこと。上の処理には出ていないが、GPTモデル自体がこの調整を施してある、という意味だと思う。

あまり詳しくないのでボロがでないようにしくみは控えめにしておく。

使うときの注意

機密情報をいれてはならない
入力された情報はシステム改善のために利用される場合がある。そのため機密情報等を入れると知らず知らずの間に利用されてしまう可能性も?

あくまでも、確率で回答を作っているに過ぎない
嘘が混じることもありうる。また、学習データによってもその生成結果は左右される。ただ、学習データもフィルタリングされ不適切なデータを取り除いてはいる。

最新情報に対応できない
GPT3.5は2022年初頭までのデータしか学習しておらず、それ以降の情報には対応できない。最新の情報を逐次学習していくことが難しい。たぶん。

権利侵害に気を付ける
ChatGPTは学習した著作権のあるデータを、そっくりそのまま回答するということもあり得る。これを使用してしまえば権利侵害になってしまう。特にプログラムコードは集団訴訟も起きており、生成過程がブラックボックスであるためにこういった問題が起きやすい。

文章を生成するにも、こちらから指示しなければAIは何も生み出さない。あくまでもサポートツールであることを忘れてはいけないだろう。

さいごに

思ったより長くなってしまったが、自分の備忘録みたいなものなので許してほしい。
正直どうやって活用するかまでは見いだせなかったので今後GPTをいろいろ使ってみて良いものがあれば紹介したいと思う。まあ、私はこういった媒体でだらだらと自分の言葉を書き連ねるのが好きなので、仕事以外の出番はないかなといった感じである。テーマ以外の何もアイデアが浮かばないときに、どういった目次にするかは参考にできそう。noteのAIアシスタント機能もいろいろあるのでちょいちょい触っていけたらと。無料会員は月5回までなのでかなり時間はかかりそうだが。





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