青森県立美術館

青森の定番スポットだが訪れたことの無かった県立美術館へ行ってきた。というのも、免許更新があり、免許更新センターのすぐ近くなのだ。美術館は運動公園に隣接しており、周りは緑豊かで気持ち良い。白く平たい建物に、青森をイメージしたロゴがおしゃれである。駐車場はかなり広くて無料。青森の観光スポットはだいたい無料。車社会だからかな。徒歩勢にはあまり恩恵はないのだけれど。
※この記事はかなり前の記録を参考にしたものです。今展示されている企画展は別ですので気をつけてください。

美術館情報

  • 常設展示 500円

  • 企画展示 1500円

  • セット  1900円

  • アクセス 青森市営バス「県立美術館前」徒歩すぐ

  • 駐車場  無料

企画展「詩・季・彩 石井康治」

主にガラスを使った作品を世に遺した芸術家の企画展。青森にゆかりのある人物で、亡くなるまで青森で作品をつくっていたらしい。
ガラスを使った様々な作品がテーマに沿って並べられていた。
ガラス、というと透明をイメージする人も多いのではなかろうか。かく言う私も、見る前までは津軽びいどろのようなキラキラとした世界観を創造していたのだが、良い意味でそれを打開してくれた。
光に頼ることのないガラスの透き通るような色。ガラスの特性である「透過」を利用しなくとも、ガラスというのはこんなにも色鮮やかに表現できるのだと思った。

とまあ、まるで美術をわかっているかのようにのたまってみたが、私はまったくの素人である。言いたかったのは、ガラスのツヤを消した色が美しいということだ。簡単に言うとマットな色と言えばいいんだろうか。
一番印象に残ったのは、「銀河」という作品と「彼方」という作品。
「銀河」は、穴があいてて夜空に空いたブラックホールみたいで面白かった。穴じゃなくて、もしかして口の方が本体のブラックホールかもなんて考えてみたり。
「彼方」は少し銀河と似ていて、こちらも穴が開いてて宇宙みたい。
あとはテーブルランプとか、花瓶ぽいやつとか、器とか、オブジェみたいなのもあって、テーブルランプがやっぱり綺麗だったかな。自宅に間接照明的なものは一切ないのだが、もし金持ちだったらこのランプをベッドサイドに置いて読書でもしてるんだろうなという妄想をした。あとは平皿が綺麗だった。
と、企画展をまわるのに1時間ほどかかり、ここが結構広いことを感じた次第である。作品数もなかなか多かった。

常設展示

美術館初心者が少々息切れしつつ常設展へ。青森ゆかりの芸術家たちの作品があるらしい。正直知っていたのは棟方志功ぐらい。その棟方志功の作品もまともに見るのは初めてであった。そしてあの有名なあおもり犬に遭遇。順路の途中でガラス越しに会えるのだが、回り道をすればちゃんと外で実物に会える。この日は雨で、雨の中犬がうなだれていた。
いつもお疲れ様、元気出せよ。

美術館にはカフェもあり、しっかりとしたランチメニューもあった。ペペロンチーノを頼んだが、けっこうほたてがゴロゴロ入っていて満足。カフェは満席にはならないがほぼ席が埋まっている状態。繁盛していてなにより。調子に乗ってチーズケーキもさらに頼んでしまったが、普通においしかった。お値段は美術館価格ではあるが。いや普通か?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?