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#4 四月になれば彼女は

9月9日 鴨川にて川村元気さんの「四月になれば彼女は」を読む
実はこの小説、2周目になります〜
文章、言葉の美しさと儚さ切なさをより感じ取りたくて読みました。
あらすじとしては、精神科医である藤代の元に、大学生時代のかつての恋人、「ハル」から一通の手紙が届くところから始まります。
大切な人に読んで欲しくないという気持ちと、読んでほしい、読んで今の関係、感情の儚さを感じ取ってほしいという気持ちの行ったり来たり。
愛なのか情なのかという問題は、誰しもが一度は通る道ではあるけれど、そこの部分を妙にリアルに描かれている。
今の恋人と、昔の恋人。比べることはできないけれど、昔の恋人に抱いたような感情がなかったとしたら、それは愛ではないと言えるのだろうか。
それとも大人になったのだろうか。
そんな考えたくないような、恋人と一緒に考えてみたいような。
こんなことを思いながら今日も眠りにつきます。

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