web小説の書き方講座⑥
Lesson⑥執筆してみよう。ルールの確認
ここまで読んで、話もきちんと出来たよと言う方はそれに基づいて執筆していきましょう
その前に、意外と忘れられがちなweb小説や小説ならではのルールがあります。その中でも私が知っていて、特に無視されがちなルールを幾つか紹介します
守らなくても、表現として成立していれば問題はないのですが、守ってた方が綺麗に見えますので、慣れないうちは守ることを推奨します
また、これ以外にもルールは存在するので、気になった方は調べてみてください
①:「…(3点リーダー)」や「―(ダッシュ)」は偶数個で使用する
②:感嘆符(!や?)の後は一文字分開ける
③:「」の文章の最後に「。」はつけない
④:セリフの引用は『』で
⑤:段落は一文字分開ける
私が挙げるとするならこの5つですかね。それぞれ解説していきましょう
①:これは要するに「…」と「―」は偶数個で使うと言うことです。具体的に言うと「……」「――」となります。これらは間を表したり、言葉を遮る際に使ったり、幅広い使い方ができます
ただし、使いすぎると効果が薄くなるので注意です。また、2個じゃ間とかを表現できないって場合は4個、6個と言うふうにしていってください
これ意外と守れてない人が多いので注意が必要です
②:これを正しく表現するとこうなります
〜〜〜だった! しかし、〜〜〜。
こんな感じで一文字開けます。ただし、「」の文末の場合は一文字開けなくて結構です。なのでこうなります。
「〜〜〜だ! だが、〜〜〜なんじゃないか?」
これも結構忘れられがちなので、注意していきましょう
③:今まで作文や原稿用紙では、「」の文章の終わりに「。」をつけていたと思います。しかし、小説では不要です。なので、こうなります
「〜〜〜〜だったな」
こんな感じです。「。」をつけると読み辛くなってしまいます。実際に出版された作品を見ても「」に「。」をつけている小説は見かけません。なので、小説を書く際は書かないようにしましょう
これはたまにやってる人を見かけます
④:他人のセリフの引用はできる限り『』で表しましょう。
「〜〜の後あなたは『〜〜〜したんじゃない?』と言いましたよね?」
こんな感じになります。これは必ずしも守るべきルールではないですが、こうした方が見やすいし、わかりやすいのでできる限り意識していきましょう
⑤これは私的には無視してもいいんじゃないかとも思いますが、形式的にはそうした方が見やすいとは思います
ただし、「」では文章を始める場合は、一文字分開ける必要はありません。以上を踏まえると、こんな形になります
私は〜〜だと思っていた。
「なるほど。確かに〜〜だろうなあ」
刑事さんも同意しているようでした。
これは、小学校の作文でやるので馴染みのルールだと思います
ルールは以上になります。あと、これはルールではないのですが、web小説を書くなら、やった方がいいと言うことを教えます。それは空行を入れると言うことです
簡単に先ほどの文章で説明するとこうなります。
私は〜〜だと思っていた。
「なるほど。確かに〜〜だろうなあ」
刑事さんも同意しているようでした。
この方が、横書きで見た際に見えやすいのですね。空行を入れる感覚は人によって違いますが、人気のweb小説はどの作品も多少は空行を入れています
そこら辺は様々なweb小説を見て学んでいきましょう。ちなみに、何か賞に送ると言う場合や、出版する場合は空行を入れない方がいいです。そこだけは注意しましょう
以上でルールの確認は完了です。これら上記のルールなどを守って見やすい小説を作っていきましょう
次回は、人称について説明していきます。それでは次回へ
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