高校野球観戦記2023~選手権福島大会 福島商vs相馬~

7/9
選手権福島大会1回戦
相馬vs福島商
福島県営あずま球場
雨⇒晴れ

投手
相馬:宝→関華
福島商:渡辺陽
本塁打:


【戦前】

 大会2日目の注目カード、古豪福島商vs第8シードの相馬。
 例年であれば福島商有利の予想だが、今年に至っては相馬優位の声が優勢。さてさて
 好カード、伝統校福商とあって、スタンドには多くのお客様が。ただ、前日の開会式で演奏を行った福商吹奏楽部は来ておらず、「なんでよー・・」という恨み節のような声が随所に聞かれた。まあ、色々事情があるんでしょう。
 福島商はエース渡辺投手が先発。最速140kmとのことで、確かにいい球。アベレージは135kmくらいか。福島商は先発8人が3年生、1番ショートの二瓶くんだけ2年生でしたが、彼はとても雰囲気持ってました。期待。

球歴.com 福島商vs相馬の出場選手

【試合後の感想】

 選手の能力としては福商が1枚2枚上手に見え、最後は力で強引に押し切った。一方で失策4つが示す通り戦いにかなり粗さがあり、近年安定して上位進出できず、時としてとんでもない大敗も喫するのは能力だけでない部分があるのかなと感じた。
 相馬は序盤から地に足の着いた堅実な戦いを見せていたが、力尽きた。福商が浮足立っていた序盤でもう2点くらい取れてれば、継投のタイミングがもう少し早ければ、とタラればはいくらでも出てくるが、第三者的にはとてもナイスゲームでした!!

 相馬はブラバン応援あり、福商なし、の差も序盤は少し影響したか。また、暑さは相当厳しいため、エース1枚vs強力打線の試合構図だと、7回前後で試合が動くケースが多い夏になりそうな予感

 福商の2年生ショート、二瓶くんの今後に期待

【試合経過】

【前半】


 福商のほうが非凡な選手が多いなという印象でしたが、序盤は相馬ペース。福商の細かいミスに付け込んでコツコツと相馬が点を重ねる一方、福商はよくバットが振れていて長打もそれなりに出るものの、いまいち繋がりを欠いている印象でした。
 前述の二瓶くん、打撃走塁で存在感も、守備で細かいミスが目立ち、ちょっと持ってない日か?と心配になってしまった。
 相馬はリードこそしているものの、特に守備面では福商の打撃のプレッシャーに耐えている印象でしたので早く追加点を取りたいところ。
 4-2、相馬リードで前半を終了。

【後半】


 福商渡辺くんは緊張がほぐれてきたのか、6、7回を3人でピシャリ。
 一方で相馬エース、ライアン小川ばりのダイナミックフォーム宝くんは疲れが出てきたのか、6回は満塁と攻め立てられ、ついに7回に耐えきれず。3番から始まった打順で、ヒット4本と四死球を絡められ、逆転を許しました。
 試合はそのまま渡辺君がリードを守り抜き、福島商がシード相馬を破り1回戦突破。

終わり

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