これで分かった・メロン栽培のポイント 究極の土作り~‼【後編】

▲根を張らす環境を整える
メロン専業農家の寺坂農園様では「究極の土づくり」ということで山土(山の表土)を客土として入れられています。山の土はまさに「夢の土」とおしゃっています。

そのメリット少しまとめさせて頂くと
・団粒構造のため排水性、保水性、保肥力など物理性がアップする
・根がよく張るため窒素肥料を減らせるため、美味しいメロンが作れる
・客土すること化学性がよくなり連作障害を防げる

いっぽう、くまもん農業チャンネルさんでの土作りは
・消石灰散布+モミガラ堆肥散布後に1回目の耕耘実施
・有機肥料(油粕)+微量要素・リン酸+苦土肥料散布後2回目の耕耘実施

いずれにしましても、土作りにはかなり気配りされていることが伺えます。土作りから各工程ごとに十分配慮しながら栽培することで、美味しいメロンの収穫につながると改めて認識させられます。

●苗定植時の注意点
・地温が18℃以上になって定植する
・鉢表面が本圃表面より少し高め(1cm)に植えること
・根が活着までは冷水でなく温水を与える
・露地植えの場合は雨よけをする

苗の定植後の脇芽処理や仕立て方は品種により違ってきますので、ひとくくりにはいきませんが、草勢をみながら施肥や着果位置の変更など現状に合った管理がもとめられます。

メロンつくりは調べれば調べるほど奥深いものがあり栽培も難しいですが、それだけに収穫できたときの喜びも大きいと思います。

今年はメロン農家の皆さんのお知恵を借りしながら、ぜひ頑張ってみたいです。

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