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割れない。それは手も

足のかかとが割れない冬を過ごすことになるとは思いもよらず。
今年の冬は常備している絆創膏の減りが遅く、ありがたいです。
絆創膏もいろいろなタイプがありますが、ドラッグストアでお値打ちに販売されている100枚入りタイプのものですと、私にはムレる、剥がれるで、緊急用や「覆う」という時には使いますが、防ぐ、塞ぐ、早く傷口をくっつける、ということを期待するには不向き。
それで、割高だなあと思いながら、最近絆創膏売り場で幅を利かせているケアリーブを選び、使っていました。

貼りにくくてイラっと

ケアリーブはうまく貼ることができれば優秀だと私は思っていますが、ヘロヘロした肌色の接着部分がなんとも頼りない形状なので、すぐに接着面同士でくっついてしまい、一度くっつくとまず元には戻らない・・・。
まあ、イラっとします。
その、毎日の暮らしに不要な「イラっ」が、指やかかとが割れないことで減少したというのも、QOL的には「やった」という達成感をもたらしています。

手が割れないと

手が割れないと水や洗剤、消毒アルコール類が沁みて痛いよう!ということがありません。
普段家事の炊事(皿洗い)はゴム手袋をつけていますが、カップ1個を洗うにもゴム手袋をつけるのが面倒で、しかしこれまではこの面倒を面倒としてつけなかったためにすぐパックリだったわけです。
それが今年は沁みません。割れていないから。

ゴム手袋では昔はかなり痛い目に遭いました。
今は「粉なし」「パウダーフリー」としてラテックス粉なしのゴム手袋が多くなったと思いますが、以前は粉なしと粉ありとも表示がなく、ゴム手袋をはめた途端に手が真っ赤に痒くなるという、「ラテックスアレルギー」を発症。その粉(見えないけれど)がまとわりついた手で首やほかの皮膚を触ってしまうと、そこも猛烈に痒くなり・・・最悪でした。
手荒れ防止のためにはめる手袋で恐ろしく荒れまくるという。

使ってみて判明する、食べてみて判る など、アレルギーはいつどこで、何をどうしたら起こるか、予測がつかずに突然発症するという怖さがあります。
ラテックスアレルギーは、1度目は何が原因なのかが自分でわからず、2度、3度とあって、ゴム手袋だと思い当たった次第です。
当時子どもが幼くて、ゴム風船を膨らませた時にも同じように唇が腫れ、口のまわりが赤くなって痒くて痒くて狂いそうになり、風船遊びどころではなくなってしまいました。
「そうか、ゴム製品にはゴムが密着しないように粉がかけてあるのだな」と知ってから、それらを避けるようにしたのでその後は起きることはありませんでしたが。

痛い思い、痒い思いを自らしなければ気づかないというのでは遅い。
割れなくなった手を見て、そんなことを思い出しました。



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