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東京優駿2024 本質予想

ーミラノとルメール買えば当たるのに...ー

《NHKマイルC》
◎16ジャンタルマンタル1着
◎14アスコリピチェーノ2着
馬連(3.6倍)&3連単(85.2倍)的中


◎9ダノンエアズロック
◯12シックスペンス
▲15ジャスティンミラノ
△2レガレイラ
△13シンエンペラー
△8アーバンシック
△4ビザンチンドリーム

最初に考えたことは、
皐月賞組をどれだけ評価するか?
ということ。

例年ダービーで好走する馬は、
当然だが皐月賞から来ていることが多い。

加えて今年の皐月賞は超レコード。
3着ジャンタルマンタルは、
その後のNHKマイルCを快勝した。

これらの結果を受けて導き出されるのは、
今年の皐月賞は例年以上のハイレベル戦だった
という世間的な評価。

そして今回の予想のメインテーマだが、
皐月賞組って本当に最強か?
これを軸に予想を組み立てたい。

皐月賞組を疑いたいと思った理由は、
①皐月賞が展開利・不利が大きい訳アリレースの可能性(順当に能力を評価出来ない)
②絶対的な馬が不在
③超レコードが切り取られ過ぎている...?

①について
皐月賞は、

『メイショウタバル大逃げでHペース、
その中を好位からバテずに押し切った
ジャスティンミラノが最強』

というイメージが強い。
ただ実際は、

『番手以降は速いけど、
決して無理なペースではない。
それ以上に後方の馬が案外着いてこなくて、
前の各馬は後続に対して、
セーフティリードを築けた。』

こう解釈することも出来る気がする。
上がり最速だったレガレイラやエコロヴァルツは、
33.9秒という末脚。
中山2000で33秒後半台が出るのは、
相当に余力を残していたように感じる。

後方の馬に乗っていた騎手が想定していた以上に、
ミラノら前の馬が残ったというのは事実。
ただ後方の騎手が意識していたのは、
近くにいて1人気だったレガレイラではないだろうか?
加えて当日は超レコードが出るような高速馬場。
後続馬の騎手がペースや馬場を見誤っていたとしたら、
皐月賞上位組が、単に「強い競馬をして好走した」
と言い切れないのである。

②について
いやいや無敗の皐月賞馬がいるだろう...?
という気持ちは分かる。

ただ前述の通りジャスティンミラノの皐月賞1着は、展開的な恩恵があった可能性がある。
この馬の力が世代の中でズバ抜けているとは、思えない。
(勿論能力が高いのは間違いないけれど。)

③について
これはおまけではあるが、
レコードはあんまり気にしないという話である。
勿論レベルが高ければ走破タイムは速くなるが、
それ以外にも馬場や逃げ馬のペースなど、
タイムを速くする要因は様々。
皐月賞もメイショウタバルが大逃げをしてこそのレコードだったとは思う。

超レコードのお陰で、
皐月賞組を絶対視する声が多いのであれば、
そこには逆張りの隙がある。

①〜③より
皐月賞組で評価すべきは、前から好走した馬よりも
後ろから差し届かなかった馬ということになる。

ただ後方の馬らもやはり物足りなさはある
4着アーバンシックでさえ1、2着とは0.4差。
レガレイラも33秒台の上がりでもう少し着差を詰めれていればなぁ...という印象。

よって皐月賞の総評として、

『ダービーで中心視できるのは、
1着だったジャスティンミラノくらい、
そしてミラノも決して絶対的な存在ではない。』


というのが一番納得がいく。

そうなると皐月賞組以外から選ぶことになるが...。
面白そうなのが2頭も居るッ...だと...⁉︎

1頭目はやはりダノンエアズロック
アイビーSでレガレイラを負かしたというのは、
今となっては強調材料にはならないかもしれないが、
元々ダービーの有力候補馬だったことは事実だから。

弥生賞で人気を裏切ってしまったが、
レース自体久し振りだったし、
やっぱり敗因は状態面、
本来の走りではなかったと思う。

前走プリンシパルSでは、目の覚めるような走り。
周囲とは明らかに違う加速力で抜け出し、
最後も余裕があったくらい。
東京コースも得意。
前走のメンバーレベルは高くはないが、
前走から更に一段上がってこれば、
G1に届いても良くないか?

2頭目はシックスペンス
今回のメンバーとは対戦歴がなく、
まさにブラックボックス。

前走はそこまで強い相手ではなかったし、
ペース的にも恵まれた側だとは思う。
ただ結果は-0.6差の圧勝だったし、
能力面で全く底が見えていない。

1800mまでしか走ったことが無かったり、
キャリア全て中山コースで東京は初だったりと、
買いづらい要素はまあまああるが、
ミラノ1強というオッズ構成なので、
その牙城を崩し得る存在なのであれば、
やはり買うべきかと思う。

皐月賞組以外から2頭馬券内になるのは、稀ではあるが、過去20年で見ても2004、2012、2013とない訳ではない。ダノンエアズロックが突き抜ける未来もあっていいはずだ。

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