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介護職に子どもは贅沢か

〇朝三暮四の待遇改善

 こういう書き方をすると怒る人がいるかもしれませんが皆様の支払った社会保険料・税金のおかげで私の特養でも冬のボーナスが出ました。もうすぐ全国の介護職員の多くに「処遇改善交付金」としてまとまったお金が支給されます。とはいえまだまだ多くの介護職の所得はほかの業界に比べ低い水準です。
 先日、介護職6000円給料アップという下げられるよりかはましな話題でほっとしていたのに、その後介護報酬の「メリハリをつけた改定」の名のもと訪問介護の基本報酬の引き下げというだまし討ちのようなことを政府はしました。財政が厳しいとはいえ、こういうのを朝三暮四というのではないでしょうか。

飼い主「エサ代がかさむからエサのドングリを朝3つ夕方4つに減らす」
サル「ウキッキッー(少なすぎる。ふざけるな!)」
飼い主「わかった、朝4つ夕方3つに増やす。これでどうだ」
サル「ウキッ?(朝4つに増えた?)ウキッウキッー(OKありがとう)」

 政府は介護職をコケにするのも大概にしろと思います。介護は提供するサービスに対しお上からもらうお金がほぼきまっていますし、基本営利目的ではないのでケチな利益至上主義なことはできません。まともな施設は4人部屋に8人詰め込むとかお風呂に2週1回しか入れない、食事は廃棄寸前のコンビニ弁当など、貧困ビジネスみたいなことはできません。ご利用者のQOLを高めるためといえど、等しく全国の介護職の多くはお上から有り難く頂いた安い賃金で働かされています。

 ただ景気の影響を受けにくいという準公務員のような身分なのは介護職の数少ない利点です。同時にそれが皆様方の税金・社会保険料・利用料などが源なので上がりにくいという面もあります。給料が低すぎるからUPすべきだということは世間の人に理解されますが、ではそのために税金・社会保険料・利用料をあげましょうとなると世間の理解は得られないでしょう。なにせ500円の子育て支援金すら世間の人々は増税と批判し出し渋るのです。「介護職支援金」の実現はもっと難しいでしょう。

〇介護職に「子どもの大学進学」は無理か

 ここからやや経験談となってしまいますが、介護業界はわりと高卒の方が多いように思います。ただ高卒でも結婚して子育てしている人は私の周りや知り合った同業の方でも多くいましたし、それどころか子供をきちんと大学に行かせている人もいました。世間では親の給料が低いと子供に大学に行かせられず低い賃金で職にしか就けず惨めな思いをさせるから子供を望まない人もいます。しかし大学を卒業したら必ず就職に成功し将来が安泰というわけではなく大卒ニートもたくさんいますし、奨学金の返済が重いのに高卒と変わらない賃金で働いている人もいます。
 過去の統計によると平均的に大卒のほうが高卒より生涯賃金が高く今後もその傾向が続くであろうというだけの話なのです。むしろ自分は高卒でも食っていけるから別に子供が大卒でなくても構わないと割り切っているような人も私の知る範囲で多く見受けられました。
 わたしは自身が手取り16万の介護職としていま小学1年生の息子が今後、大学行きたいといったとき学費を用意することができるかわからないので、オンライン署名で政府は大学の学費を完全無償化しろ、とか今ある奨学金の返済を帳消しにしろ、という活動をやっております。
しかし大学に行かなくとも人並みの生活ができる社会が望ましいと思います。大学に行くか行かないかは本人が自由に選べてどちらを選ぼうが格差などが生まれない社会です。なんとなく大学行ってなんとなく就活してもうまくいきません。
 ただ、大学に子供が行きたいといったら親としてお金がないから奨学金という(返済猶予はあるが基本踏み倒せない)借金を背負わせてまでいかせるのは問題だと思います。新社会人の給料は低いのに何百万借金背負って社会に出る。これが今の若い人の結婚や出産を難しくしているのです。また家庭の事情でヤングケアラーや高卒で働かざるを得ないとかいった理由で大学に行きたい人が進学という選択肢を「あきらめざるを得ない」というのは良くはないことです。
 ですから、たとえ10代の時にはあきらめざるを得なかった人も学べるよう、すべての世代のリカレント教育として国は大学の授業料を完全無償化すべきだと思うのです。
(以上を共感iいただけましたら私のオンライン署名を是非ご覧になり署名のほどお願いします)


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