だらしなさを生活のしやすさと表現するのは美化だと分かってる

タワマンに住みたい、広い部屋に住みたい、オーガニックなモノに囲まれ意識の高い生活を送りたい、と思わないことはないけど
生活に求める根っこの部分は昔とそんなに変わらない。

予約困難なお店へ行き、知らないメニューをいただき、帰りに立ち呑みで均す。
ちょっと良い宿に泊まり、広い部屋を持て余し、LCCで帰路に着く。
“ちょっと特別な日常”、“ちょっと変わった日常”は生活のスパイス。
でも、地に足をつけて生活をしてる誰宛でもないアピールも忘れない。

ミニマリストにも憧れるけど、ちょっとエキセントリックなブランド財布にも惹かれる。

片付かない部屋は生活を表し、取り繕っても身体にも現れる。
ちょっと良い生活、を常としてるはずが気付くといつ掃除機をかけたかも分からない部屋にいる。
洗濯ものをたたまないのはもちろん、アイロンへのハードルは上がりっぱなし。
片膝を立てて呑む缶ビールは何故か「ぷはー」と言いたくなる。

丁寧な生活ってなんだろ。憧れてる。

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