詩"星街

私は何度も水星を飲み込んだ
殴りたい気持ちも抑えて
俯瞰して人を軽蔑した

火星も飲んだ
誰にも気づかれないまま
優等生のフリで万引きしたことがある

木星は大きすぎて飲み込めなかった
靴だなだけの部屋に
あの希望が入らなかったんだ

土星は引っかけたよ
そして自分の弱さを知って
強くなれた気が今ならするよ
若いって罪だ

金星を咀嚼しているんだけど
傷つけずに愛することはできないのかな?
孤独を抱きしめてくれて
この輝きには耐性がなかった
でもきっとこの星からもう動けない

やっぱ"地"国へはいきたくないやい

きっとみんな最初から宇宙人
普通なんて非常識すぎ

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