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うどんへの挑戦から身の程を知る

楽しんでいたパン作りから一旦離れてみることにした。
壁にぶち当たったからだ。

そして手元には強力粉が残された。
改めて強力粉のパッケージをみると、ピザや餃子もできると書いてある。
ピザはパンと親族と見なし今回は見送り、餃子を作ろうかと思ったけど、冷凍庫にはスーパーで買ったお徳用サイズの餃子がある。
他にないかなと「強力粉 レシピ」で検索したら、うどんがでてきた。

本当は中力粉が向いているらしいけど、コシの強い麺は強力粉で作る、でも捏ねるのに力がいると書いてあった。
そして、中力粉の代わりに薄力粉と強力粉を混ぜてもいいとのことだったので、挑戦してみることにした。

薄力粉を探してみたら、50グラムだけ残っていた。
なんでこんな極少量が残っているのか、何に使った残りなのか、全く記憶がない。
私がみたレシピでは1:1で混ぜていたので、規定通り強力粉を混ぜると計100グラム。
市販の冷凍うどんは一玉200グラム前後のものが多い。
足りない。
強力粉を100グラム足して計150グラムで、コシ強め、量少なめのうどんを作ってみることにした

捏ねて、寝かせて、切る。
順調だったのに、打ち粉が足りなかったようで切ったものがくっついてしまった。
また丸い塊に戻ろうとするのを引き剥がしているうちに麺を伸ばしてしまい、細めになったけど、茹でると太くなるというし、気にせず茹でた。

出来上がりはこちら。

つやつや


切ったあとで伸ばしたことにより、ぴろぴろしてしまったけれど、思ったより普通のうどんになった。
太さ・長さの不揃いや、端のぶちぎれ感はあるものの、Googleで画像検索したら、ちゃんと「うどん」と出てきたので、世界に公式に認定されたといっても過言ではない。
食感もツルツル、コシもちょうどよくておいしかった。

んふんふ食べていた3口目くらいで、また壁にぶち当たった。

おいしい。それだけなのだ。

私は料理ができない。
うどんを作っても、めんつゆにつけて食べるだけだ。
頑張ってもネギを切るくらい。
つまり、これで終了、もう先がない。

誰かに食べてもらうものならば、もっと見た目をよくして太さが揃ったものにしよう、という「さらなる高み」を目指そうと思えるのかもしれない。
料理が好きな人ならば、うどんのダイバーシティを探究するメニューに挑戦しようと考えるのかもしれない。
でも、ひとりで食べるぶんにはもうゴールなのだ。
それなら冷凍うどんで十分なのだ。

こだわりがない分、成長がない。
パン作り、うどん作りを通じて、自分自身の限界と課題がみえた経験だった。

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