勉強って愛なのかもしれない。

今日は気になってたRRRっていうインドの映画を観てきた。
イギリスの植民地時代のインドのお話。
ムキムキでカッコ良い男性二人が主人公。
ヒロインも綺麗で素敵。

ネタバレをめちゃくちゃ書くけど。


最初のほうは、インド映画ってこんな感じなんだ、って映像の見せ方とか音楽の使い方に日本との違いを感じた。
歌がとても綺麗。音楽もダンダダンダダン、みたいなやつのが素敵だなあと思った。
インドは何語になるのかな?
ヒンディー語と英語が公用語、それとは別に22の公的と認定されている言語、があるらしい。
インタビューみてたりするとテルグ語、って時々言われてるからテルグ語とヒンディー語、があるのかな。
和訳ってひとによって少し違ったりするから、元の言語を知りたくなってしまう。

最初の女の子の歌声が本当に綺麗で。
柔らかくて、でも凛としていて。
暴力的なシーンは多くて、思わず目を背けてしまうようなシーンもあった。
でもきっと、そういった歴史から目を背けないように、そういう時代があって今があるんだってことを知って欲しくて監督作られたのかな、とか思うとしっかり目を開けて観なきゃな、と思ったり。
最初のほう展開がめちゃくちゃ早かった。
ビームとラーマが仲良くなるシーン、ダイジェストで、そこの曲も良かったな。
でもダイジェストじゃなくてちゃんともっと見たかった、、、
歌詞はあったかな?どうかな?また観なきゃ。笑

インドの叙事詩?神話?がベースにあるらしくて、二人の名前もそこからってYouTubeの解説動画にあった。
映画観てからそれみると、あぁ~!!!!ってなって楽しい。
ただお話がたくさんあって長いらしい。
マザーグースみたいな感じなのかな?マザーグースも良くわからないけど、、日本でいう昔話的なことかな。
そこも調べてからみたら絶対に面白い。
子供を助けるシーンもオマージュらしく、、、
自分の教養のなさ、、、

ジェニーとビームとラーマの絡み、すごいすき笑
めちゃくちゃ良いアシストするじゃん、兄貴。
ジェニーとビームは言語が違うから、意志疎通が難しいけど、それでも会話をしているシーンも素敵だと思った。お互いに伝えたい、聞きたい、って気持ちがあったらきっと伝わる。
ユーモアのあるパートで楽しかった。

そこからの、NAATU NAATU
白人のイギリス男性が、自分の想い人がインド人を選んだから腹が立って、これがタンゴ、フラメンコ、スイング、とかお前らはできないだろう?ってやるんだけど、ラーマがそこでナートゥをご存知?って入りからのあのダンス!!!
Twitterでチラッとみた意見で、スイングは白人が黒人から奪ったダンス、って書いてあって、その歴史全然知らないぞ、ってそれも知りたくなった。

冒頭のイギリス人から吐かれた言葉を、最後のほうでラーマ達から同じ言葉を返すシーンがあったり、同じ言葉を違うシーンで使うところがすごいと思ったし素敵だと思った。
歌詞は全体的に宗教的な意味合いなのかな?って印象を受けたかな?でもなんか、大地讃頌の歌詞みたいな、そんな風なイメージだったかな。
お互いの立場や背負っているもの、1番大事な人を裏切ったとしてもやらなければいけないこと。
葛藤がすごく描かれてたと思う………
どちらもは選べなくて。どちらか。
同じところを目指しているのに、それなのに相手に背を向けなければならなかったり。
ビームが処刑台で歌ったシーン、歌がもう………
後半はどこがクライマックスなの?ってくらいクライマックスたくさんあった気がした。
どんな目にあってもどれだけ絶望的な状況でも屈しない精神力と胆力。ぎりぎりでも限界越えてても諦めない強さ。どれもわたしにはないと思った。欲しいと思った。

肩車で泣くとか思わんやんな。
助けてくれた相手を助けて。

あとエンディングめちゃくちゃ好きなんだけど。
あれ観るためだけでももう一回いきたい………
監督も踊ってんの最高。
たぶんインドの歴代の革命家。

インドっていう国のことを知りたくなったし、植民地時代の歴史も知りたくなった。
神話も叙事詩も。
言葉だって文化も、知りたいなと思った。

相手に興味があると知りたくなる。
文化の勉強、言葉の勉強、歴史の勉強。
知りたいから調べたり勉強する。

だからつまりは勉強は愛なのかも、とか思った。
うまく言葉になってないけど、相手を知りたいから勉強する、そこのベースにあるのは愛だと思った。
だから勉強は愛なのかもしれない、と。

それからやっぱり暴力は悲劇しか生まない。
本当に良くないことだよね、と思う。
また観に行けるかな、行けたらラッキーだな。