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蓋を開こう

3年生になるということは、2年生までの私が思っていたよりも大きな変化だった。具体的に言うと、やりたいこと、やるべきこと、やらなくてはいけないことの3つともが一気に増えた。やりたいことは主にゼミのことで、越境してみたい、とかゼミに去年より関わりたい、といった内発的動機づけによる気持ちのことだ。そしてやるべきことは主に就職活動で、やらなくてはならないことは勉強や部活動の仕事だった。初めは増えた分も全部やるんだ!という気持ちでいたけれど、実際の私は要領が悪く、すぐにいっぱいいっぱいになってしまってどれもあまり上手くいかなかった。そして、やらなくてはいけないことや やるべきこと に気を取られて、気づいたらやりたいことに蓋をしていた。蓋をしたからといって他のことが全て上手く回るわけでもなく、心のモヤモヤが増えていくばかりだった。

そんな中でも、ゼミとは全く違う場所ではあるけれど、時間にも気持ちにも余裕があった時に、内発的動機によって動けたと感じたことがあった。その時、内発的動機によって活動している周りの人から感じるキラキラした感じを、自分の心の中に少しだけ感じることができた。そして、この感覚をもっと味わっていきたいと思った。

秋学期はもっと内発的動機で動いて、もっとキラキラを味わってみたい。けれど、蓋をしていたものを一気にすべて開いてしまったら、またいっぱいいっぱいの状態に戻ってしまうだろう。だから、少しずつ自分の中の余裕を見つけて、少しずつでもやりたいことの蓋を開いていきたいと思う。

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