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32歳女、歯を抜いたのでキシリトールタブレットをレビューする

〜前回までのあらすじ〜

この記事で腫れが治まんねえと嘆いた右下大臼歯を抜歯した。
腫れが治まらずにっちもさっちもいかなくなったのである。

これで義歯が確定したわけだが、骨と歯茎が治癒するまではどうにもできない。なので今はとりあえず右上大臼歯の根幹治療を続けながら治癒を待っているところだ。

そろそろ気が狂い始めてきたので、民間療法に頼ることにした。
そう、キシリトールである。

キシリトールといえば虫歯にならない甘味料というのはご存じ。虫歯菌の抑制効果があるとか、酸をつくらないから歯を溶かすことがないとか、歯垢を落としやすくする効果があるとか、なにかとすごい話を聞く。
そんな都合の良い話があるか?だが、真っ二つになって沈みゆく泥舟のわたしには幻覚でも救命ボートが必要なのだ。タイタニック号の二の舞いにはなるんじゃない、待っていてもジャックは助けてくれないのだから。

奥歯が壊滅中のためガムは食べられない。となればタブレットだ。
ということで、市場にさまざま流通するキシリトールタブレットの中からいくつか抜粋して買ってみた。
キシリトールは成人の場合、1日に5g以上を摂取することが望ましいらしい。舐めるだけだからお手軽と思いきや、5gを意識して摂取するのは結構骨が折れる。1時間ごとに1~2粒をちょこちょこ舐めて、ちょうど良いくらいだ。

以下、自分用の備忘録も兼ねてレビューをする。

UHA味覚糖 デンタクリア

おいしさ  ★★★★★
コスパ   ★★☆☆☆ 
1粒あたりのキシリトール含有量 0.85g
5gを摂取する場合の必要量   約6粒
1袋あたりの内容量       21粒
5gを摂取する場合の目安コスト 約150円

ヨーグルト味。おいしい!
内容量の割には少々高いように思えるが、口内環境の改善に良い乳酸菌も入っているようなのでつい「なら仕方ないな…」と思ってしまう。
乳製品っぽい、口の中に残る感じが若干あるので苦手な人は苦手かもしれない。だが、ほかの製品にくらべタブレットに大きさと厚みがあるのでしっかり舐めてる感を感じられるところが良い。


ロッテ キシリトール・タブレット(オレンジ)

おいしさ ★★★★★
コスパ  ★★★★☆
1粒あたりのキシリトール含有量 0.4g
5gを摂取する場合の必要量   約13粒
1袋あたりの内容量       70粒
5gを摂取する場合の目安コスト 約65円

ミント味もあるけど甘いほうが好きだからこっちにした。おいしい!
70粒入っててお得感があるけどパッケージ裏の説明文には「1回3粒を1日7回」舐めろと書いてあるので1袋が3日で終わる。推奨は8g摂取の計算のようだ。
ただ、1回2粒でも0.8gはキシリトールを摂取できるしほかのタブレットと織り交ぜても良いわけで、個人的にはそこまでコスパの悪さは感じない。見た目がフリスク系のミントタブレットのようなので、外出先でも気軽に舐めることができる点も良い。

ロッテ キシリトール・タブレット(しまじろう)

おいしさ ★★★☆☆
コスパ  ★★★★★
1粒あたりのキシリトール含有量 0.8g
5gを摂取する場合の必要量   約7粒
1袋あたりの内容量       240粒
5gを摂取する場合の目安コスト 約49円

ストロベリー味とグレープ味の2種が入っている。30g入りの小さめパウチもあり。
不味くはない。が、おいしくもない。いかにも人工物といったチープな味。
だがしまじろうの強みは味ではなくそのコスパなのだ。気兼ねなく口に放り込めるのは強い。むしろ健康補助食品的な意味合いとしては味なんかよりもパフォーマンスこそが大事であろう。しまじろう、君はいつだって我々の人生に寄り添ってくれる。

Fazer ムーミン キシリマックス(洋ナシ)

おいしさ ★★★★☆
コスパ  ★★★☆☆
1粒あたりのキシリトール含有量 約0.55g
5gを摂取する場合の必要量   約10粒
1袋あたりの内容量       150粒
5gを摂取する場合の目安コスト 約100円

スナフキンが好きだから洋ナシ味にした。
おいしい!確かに洋ナシの味がする!
説明書きが全部フィンランド語なので合っているか不明だが、おそらく1日に必要な5gを1回1粒×9回、1分かけて舐めるよう記載されている。
90g入りで150粒、キシリトール93%配合。ノンシュガーの表記はぱっと見て見当たらないが、成分一覧には「糖質0g」と表記があるのでおそらくノンシュガーだろう。フィンランド歯科医師会の推奨品って書いてあるし。ていうかフィンランドだし。そんなに脇が甘いわけない。糖質0gなだけに。
フィンランド直輸入というだけでめちゃくちゃ効果がありそうな気がする。プラシーボでも良いに違いない。虫歯だって細菌による感染症なんだから病は気からなのだ。そうだろ、スナフキン。

Fazer ムーミン キシリマックス(ベリー)

おいしさ ★★★☆☆
コスパ  ★★★☆☆
1粒あたりのキシリトール含有量 約0.4g
5gを摂取する場合の必要量   約13粒
1袋あたりの内容量       200粒
5gを摂取する場合の目安コスト 約91円

ミィも好きだからベリー味も追加で買った。小さい頃、風邪をひいたときに飲んだシロップ薬の味がする。
正直おいしいものではないが、後味にベリーの風味をわずかに感じるし何よりなつかしさがすごい。ノスタルジーを感じたい人にはオススメである。
キシリトール95%配合。ノンシュガーとは書いていないが、糖質は0g。この点は洋ナシ味と変わらない。ただ、洋ナシ味にはあった1日の推奨摂取量は明記されておらず、逆にヴィーガン仕様と記載があるのはこちらのみだ。
200粒入っており、コスパは洋ナシ味よりも若干良い。ムーミンのキシリマックスはほかにムーミンの木いちご&桃&ラズベリー味、フローレンのラズベリー味があるようだ。うーん、どれもかわいいな~。


以上がここ最近購入したキシリトールタブレットである。
コスト面を考慮すると、ロッテのしまじろうとオレンジをメインにたまに味変も兼ねてデンタクリアやキシリマックスを投入するのがベストではないだろうか。
しかし、トータルすると結構金がかかる。毎日数粒を数回に渡り摂取するので、消費スピードもそこそこ早い。つまり金がかかる。
だが、溺れる者は藁をも掴み、奥歯壊滅者はタブレットにも縋るのだ。一説によれば1日5g以上のキシリトールを3ヶ月摂取すると口内環境も変わってくるというので、とりあえずは3ヶ月を目指して金をかけようと思う。すでに200万を費やす予定があるのに??200万に比べたらタブレットにかける金なんてはしたである。そうだよな?しまじろう……




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