映画「四月になれば彼女は」
「 #四月になれば彼女は 」
どうしてこんなにも、僕はこの映画に惹かれるのだろう?
自分の恋愛観とは、原作も映画も違っていて、主人公に共感はしないのに、大好きな映画だと言えてしまう。
学生時代から付き合って結婚し、いまだにラブラブ夫婦(恥)の僕にとって、なぜそこまで惹かれるのだろうか?
それがわかるまで、なかなか感想を書けずにいたんだけど、
たぶん、ようやく、わかってきたかも?
僕は藤代とハル(春)の恋愛が始まったあのシーンが大好きなのだ。
どうしょうもないくらいに。
あの見晴台の上で朝日を観ている2人のシーンが、、、
まるでタイムマシーンに乗ったみたいに、自分と妻との何十年も前の、淡くも燃えあがるような、あの感情を思い出させてくれていたのだ。
自分以外の誰かのことを思い続けるあの刹那の恋しい気持ち。
どうしようもないくらい、相手のことで心がいっぱいになってしまうあの瞬間。
自分よりも大切なひとがいた。
あとから思えば、「あの時、確かに僕は恋をしていた」そう言い切れるような思い出の瞬間。きっと誰にもあるはず。
年下だった彼女(妻)は、家や家族、学校生活、全てを捨ててでも全力で僕に向かってきてくれた。その迫力に最初は少し圧倒されていたけれど、いつしか僕もこの娘しかいない、この娘さえいればいい!と思っていった。
こういう時って、年齢には関係なく女性の方が、ずっと行動や決心が早いと思う。男って後追いしがちだ。
この映画は、そんなことを思い出させてくれた。
もちろん、#山田智和 監督による映像美の凄さは、どこを切り取っても素晴らしいのひとことだ。
特にウユニ をはじめとする海外ロケシーンは心を持っていかれるし、間違いなくその場に自分も行ける。世界最高のドローンチームを使ったというアイスランドのシーンもなるほどの迫力。
山田監督でアイスランドと言ったら、僕にとっては大好きなアーティストであるSEKAINOOWARI こと EndoftheWorldのLost のPVにつながる。雪原を歩く深瀬くんと壊れた飛行機の中でのシーンが焼き付いている。この時、こんなすごいPVを撮る監督がいるんだと感じたはずだった。
こういう人を抜擢する #川村元気 さんはさすがのひとことだ。
もっともっと、たくさんの人に見てもらいたい映画だ。
年甲斐もなく、恥ずかしげもなく、恋愛を語りたくなる不思議な魅力を持っている映画なのだ。
余談だけど、note さん主催のイベントにもいかせてもらった。
興味深いお話が盛りだくさんで、
めっちゃ勉強になった。
原作物を映像化する際の苦労話も
面白かったし、わかりやすかった。
脚本の 木戸雄一郎 さんに、個人的にももっといろいろ聴いてみたかったなあ。
質問したけど、元気さんの逆質問に動揺して、ヘンテコなこと言っちゃってすんませんでした。
でも大好きな映画と言ったのは本当です😆
これはその時いただいたサイン。
そして、僕もnoteを始めることにしました。
言い忘れましたが、僕の名前って俊がつくんですよね。妻は俊さんって呼んでます。
もしかしたら、弥生さんも、そうよんだりするのかな?