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山の漫画

最近山に登るようになった。山の漫画にハマっているからだ。1つは「岳」山岳救助の話、もう1つは「山を渡る」大学の山岳部の話。どちらも山に魅せられた人達の話。

1カ月前に登りはじめてすっかりハマってしまった。暗いうちから出かけて、ベッドライトで足元を照らしながら山を登りはじめる。夜の山は怖い。でも徐々に明るくなる山の風景は綺麗だ。鳥の鳴き声が聴こえてくる。まわりには誰もいない。不思議な気分になる。

以前、山に登ったのは小学生ぐらいだったと思う。あの頃は山登りに対してこんな特別な感情はなかった気がする。子供の頃は坂の多い地域で育った、高い所から街並みを見下ろした時(ずいぶん高いところにきたなあ)とよく思った。

多分あの頃とほとんど変わらない感情を抱いている。大人になるにつれて純粋に感動することがなくなっていたから。いろんな経験をしていけばしかたのないことだと思っていた。またこんな気持ちになれるのは嬉しい。

漫画の中にも日の出を見て「うれしい」と言っている場面がある。自分もそう思った。太陽に照らされて純粋に感動している自分が嬉しかった。子供の頃のようなワクワクする気持ちが山にあった。中古のザックも注文した。

次はどこへ登ろうか楽しみでしかたない。



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