貴重品入れの鍵
貴重(自分の価値観に基づきの)なものを入れているミニトランクの鍵がかなり開けづらくなった。それも沢山開けたり閉めたりしているからだが、油買ってこよう!と百均でオイルを買うも、鍵についてネットで調べると、鍵そのものをよく見て!と書いてあり、ガタガタになっていることに気づいた。
貴重品のため、スペアキー作成していて、ガタガタのマスターキーからスペアは無理だと判断して、それ以上に世間知らずな私はスペアだけ持っていって鍵屋1軒目の店主さんにお願いした。しかし合鍵から合鍵は無理ですと言われ、金物屋さんのすごいおじいさんならやってくれるかもと言われることに。とにかく無理、だめなら鍵穴必要なのでトランク持ってきてと。
あー!!となり、ネットで鍵屋さんを検索。スペアからスペア作れるところが!!
しかし、トランクを買ったお店にもしかしたらと思って電話して聞いたら、「ギリギリ1個あります!でももう売ってないトランクなので鍵は無料で差し上げます☆」との有難いお言葉に長距離だろうと自転車を飛ばす。
トランクの写メを持っていたので、店員さんに見せると、「はい、どーぞ♡」と。
ここで救われた!と思ったけど、待て待て待て!マスターキーもらっても、元のマスターキーがボロボロだ!と思って2軒目の鍵屋さんに。
そこには「他店で断られた鍵も扱います」 と張り紙が。
おばあさんがおられて、入って挨拶して、合鍵を作ってくださいと言ったら、「何の!?どんな!?」とこっちが少しビビるほどのプチに怒った状態で:( ;´꒳`;)
でも鍵を見せて、これをふたつほどお願いしますと言って作ってもらった。
それほどに私の中で貴重なものである。残念ながら現金の類でもカードでもないということは言っておく。思い出の品とかそんないつも見て心を休ませるための自分のためだけの貴重品。
鍵屋さんのおばあさんがとてもかっこよく見えて、もちろん防犯上鍵の作り方はわからないが、おばあさんの顔を見ていると職人さんでかっこいい!
所狭しと並べられたモデルキーを見て、3才の頃、アニメで手芸店のシーンがあり、人生で初めてなりたい職業は手芸屋さんという言葉を知らない時代で、「毛糸屋さんになりたい」と幼稚園の何かに毛糸はひらがなで書いた覚えがある。
それに近しい感じで、今から鍵職人なれないかなぁなんて本気で考えてしまった。
それほどにおばあさんが素敵だった。
で、もらったマスターキーよりおばあさんが作ってくれたスペアキーのが滑らかに鍵の開閉がいく。おばあさんに作ってもらった鍵でトランクを開ける決意をした。
ボロボロマスターキー、もらったマスターキー、何年か前に作ったスペアキー、おばあさんに作ってもらった新しいふたつのスペアキーと同じ鍵が5個もある状態。
開けられない恐怖が生んだ沢山のスペアキー。
でもこれから、なんの鍵でもあのおばあさんのところに行こうと決めた。
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