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暗中模索、五里霧中

40歳。転職先を9月に退職し、無職の私の現在の心境だ。今後どう生きていけばいいのか迷子である。

辛さの感じ方は主観的

決して私は自分が不幸のヒロインだとは思わない。実家で暮らし、働いていた時の貯金で当座は衣食住、生命の危機を感じないからだ。

「世の中では戦禍の中生きていたり、大変な状況でも頑張っている人が沢山いるんだ。お前はかなり恵まれている。」と言われれば、客観的に見てそれはド正論である。
でも私は今、すごく辛い。
頑張ってゴミ溜めのような会社から転職したのにその先が別の意味でまたゴミ溜めみたいな会社だった。
また仕事を探さなくてはいけないが、今はもう生きるのしんどい状態である。
職務経歴書を作り直して、再度自己分析をして、転職の軸を作り、書類選考を通過させて、面接までたどり着けたとして応募企業ごとに志望動機を作成。キャリアのブランクはマイナスだからできるだけ早く再就職を。短期離職の理由は本当のことを言ってはいけない。
間違えても「整頓された机の上で仕事がしたかったので机の上のごみを捨てに行こうとしたら秒単位で時間を無駄にするな。退社するときにまとめて捨てこいとお叱りを受けました。何かの世界記録目指してるんですかっていう色々訳わかんない会社にいるの無理だったんです」なんて言っては採用されない。
あーもう面倒くさい。それらの過程を経てやっと仕事が得られたとしよう。しかし、「ホワイトな会社なんてこの世に存在するの?」という友人たちの言葉が甦る。
「別に自殺しようとは思わないけど生きたくても生きられない人のニュースを見ると自分の命あげられたらいいのにって思う」という友人の言葉に激しく同意した。
みんな、疲れてどこか諦めた顔をしている。自分もそうだ。

希望がない

これからの日本の社会はどうなるのだろう。
「病気はせずに死ぬまで働いて納税してね。子育て世代には選挙対策として時々お金あげますが抜本的な改革はしないので各々の家庭で、特にお母さんワンオペ頑張って。
なに、あなたは独身で子どもがいない?では、全て自己責任です」というスタンスがそう簡単に変わるとは思えない。

ひょんなことから、イケメン俺様御曹司と契約結婚して真実の愛が芽生えてほしいと激しく現実逃避してみる。
だいだい、「ひょん」って「どん」(な状況)?

故にやる気が起きない

現実に話を戻す。
まず、朝起きたくない。起きてもやることがないからだ。
趣味をやる、働いているときには時間的制約があってできなかった旅行とかに行ってみる、規則正しい生活が精神の健康も作る、などなど
やろうと思えばそれなりにやることはある。
けれど、別にやらなくてもどうということはないと考えてしまう。転職にエネルギーを使い、今は燃え尽き症候群なのだと思う。

このままではいけないことも分かっている

仕事を辞めて布団にくるまり、SNSをぼーっと見ていたら「キャリアブレイク」という概念に出会った。

「サバティカル休暇との違い~」あたりから、皆さんご存じの「サバティカル休暇」という前提での文章にそんなの知らなかったよと突っ込みたくなったが頑張って読んでみた。その後「VUCAの時代~」まできて、日本人へ宛てた文章なのにこうまで日本語を放棄されることに腹立ちを感じた、というひねくれものの感想は置いておいて。

そして、日本でもキャリアブレイクの取り組みがされていることも知った。

欧米の文化がどこまで日本に馴染むだろうか。試しに69歳の親にキャリアブレイクの記事を読んでもらった。感想は「意味わからん。働かなきゃ生きてけないだろう」だった。ふむ。確かにね。
けれど、オモシロソウと思ったので、むしょく大学に入学しました。









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